7 守る? ページ7
家に帰り私服に着替える。
うちは盛大に溜息を吐いた。
横山さんに夜の校舎で待ち合わせをする事になってしまった。
『…勾玉…久しぶりに使うかも』
岩泉「ん?どう言う事だ?」
『(゜д゜)?!』
い、いいいいつのまに!?
岩泉「どっか行くのか?」
『ん、まぁあそんなとこ』
岩泉「帰りは?」
『ん〜…分からん』
岩泉「おう、気をつけろよ」
こんなに時間に許可しちゃったよ!?
まぁあハジメの式神みたいなもんやしな
まぁそんなこんなで校舎へ、体力を消耗しないように猫に化けて向かった。色々と怪しまれんしね。
横山「やっと来たね、Aさん」
『そうですか?』
些細な話をしながら池に向かった。
表情からは何か不吉なモノが感じられた。
何だか禍々しい闇の気配がする。
本当にうちを殺そうとしている。
その証拠に…
『……池((ボソッ』
妖怪は水気な場所を好む。
行った事が無いけど、霊界と繋がっとるらしい。
うちの目の前を歩くこの妖怪は池から妖力を吸収してうちを倒そうとしとる。
低級妖怪がしがちな闘い方だ。
まぁ、低級妖怪って事が判ったけ良いか
『どこら辺に居たんですか?』
横山「確かここら辺なんだけどなぁ」
『……っ!?』
うちは指さされた場所に行った。
突然、腕に激痛が走った。
一瞬何が起こったのか解らず、下を見ると其処には滴る自分の血とクナイだった。
とうとう化けの皮を剥したね化物が。
横山?「此処にお前を呼び出したのは他でも無い。玉藻A、貴様を殺す為に呼んだのさ!」
横山の姿が黒いオーラの中に消えて行き本来の姿をオーラの中から現した。
野狐か
あちこちにある眼球
どす黒く赤い毛並み
尾が3つ、三百年しか生きてないのか
うちも姿を現した。と言っても耳と尻尾が生えただけ何やけど、元々人間に似とるし。
『アンタ、本当に狐かい?狐は最期まで化けの皮を被るもんだよ』
野狐「うるさい…たかが狐の分際で、私は大きな力を手に入れた」
『そんなちっぽけな妖力を手に入れただけで出しゃばるのはよしな』
野狐「黙れ!、殺さないと気が済まん…!!」
殺る気か…
『良かろう、ただし死んでも文句は言えんぞ』
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野狐··悪事を働き勉学を疎かにする
善狐··勉学に励み危害を加えない
※野狐て危害を加えない者もいれば善狐で危害を加える者もいる。
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作者名:月夜見 | 作成日時:2016年5月29日 18時