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*
Karamatsu __
「こ、ここだよっ
カラ松くん…えへへ……」
声をかけた女性におそ松先生の住所をきくとそこまで案内してくれた。
「ありがとう、じゃあ」
「わ、私も行くよっ?」
「いや、案内だけでいい。
ありがとうな、もう帰ってくれていいぞ」
そして「はい」と少し俯いた女性は俺に背を向けとぼとぼと歩いていく。
何だか可哀想だと思いながらも俺はおそ松先生の家の方を向いてインターホンに手を伸ばす。
もし、本当にここにAがいたとしたら…?
「警察…いや、でももし何も無かったら……」
「あら、どうしたの?」
「え?」
「あぁ、ここの大家です。
あ!もしかして生徒さんかしら?
松野さんの!」
そして俺は一つの考えが思いついた。
「そうなんです!
でもインターホンを押しても出てくれなくて…おそ松先生ずっと休んでるものだから心配で
それにおそ松先生に伝えてという伝言も預かってて
困ったなぁ。」
「あらそうなの…
まぁ生徒さんだし私が開けてあげるわ。
ちょっと待っててね」
そうして大家さんは鍵を開けて「ごゆっくり」と微笑んで去っていく。
鍵の音は小さいものだったから良かったが扉は慎重にあけないと
そして俺はゆっくり扉を開けるとまず聞こえたのは
「やめ…ッッ、やだ…ァ」
Aの声だった______
「A…ッ」
声のする方へと走るとそこにはAとおそ松先生。
Aの服は乱れ涙を流しながらキスをされていた。
「から…ま」
「A…っ?」
「…カラ松?」
「……ッッ、おそ松ッ……」
そして怒りに狂った俺はおそ松先生の胸ぐらをつかみその頬を殴った。
「馬鹿野郎ッッ……
教師が何をしたか分かってるいるのかッ」
そして床に尻餅をついたおそ松先生に苛立ちながらもAの腕を掴んで俺は歩いていく。
Aは流した涙を拭いながら
「きょーしはぁーせーとにぃー恋をしちゃいけないんですかぁー?」
そんな声がして俺は振り返ると布で口を覆われて壁に押し付けられた。
「……ッ」
そしてだんだんと遠くなる意識の中でおそ松先生の笑い声が聞こえ俺の意識は途絶えた。
「Aは渡さないよ?」
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朱華(プロフ) - お、面白すぎる……!!応援してます!!これからも、頑張ってください! (2020年3月28日 23時) (レス) id: 14480c8e91 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - これはキャラヘイトですよね。キャラヘイトは違反で犯罪ですよ。フラグを立てたり、パスワード設定にしてください。 (2019年5月2日 12時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
つゆっぴー - 私おそ松推しで、今まで普通の恋愛などしか見ていませんでしたが、病んでれ初めて見てめちゃくちゃハマりました!おそ松の愛が嬉しくて、妄想半端なかったです!ありがとうございました! (2018年8月20日 1時) (レス) id: 502098e51a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ハッピーエンドのもほしいです! (2017年8月29日 15時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モンちゃん - 最高な作品、ありがとうございます!! (2017年1月29日 0時) (レス) id: 9e3f92db11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年11月6日 17時