検索窓
今日:14 hit、昨日:10 hit、合計:254,106 hit

10. ページ11

*









二つの手紙を手に取り私はため息をついた。

ボールペンだけでシンプルにかかれた手紙、字だけを見ても誰の字なんて特定はできないし、









「愛してる、ずっと見てる……か。」









誰がこんなことしているんだろうと思っていた時私の部屋の扉が勢い良くあいて

私は慌ててその紙を机の下にいれた。









「おでんいくよ〜、もうずっとよんでたのに」


「あ、ごめんごめん」









驚かせるなよ、おそ松兄さんんん!









「…あ、二人きりとかなんか変な気持ちなってきちゃうかも。」


「何言ってんの、おそ松兄さん」


「ヘヘ、でもAのこと俺好きだったんだぜ?」









微笑みながらサラリと恥ずかしいことを言ったおそ松兄さん。

私は顔がみるみる赤くなってはおそ松兄さんに笑われる。









「鈍感だよなぁ、ほんと。

ちょっとだけさ……」









「こうさせて」と私をおそ松兄さんは抱き寄せる。

優しく抱きしめられて私もその背に手を回した。









「…よしっ、おでん食べに行こっか」









おそ松兄さんは私から体を離すとまた笑った。

そして「頑張れよ」と頭をなでてくれる。









「え?」


「…俺応援してるから」


「え?なんのこと…?」


「ちょーろーまーつ!」









私が驚いて声をだそうとした時に手をつながれて引っ張られた。

「おてんおでん〜」と歌いながら









「あ、もうおそ松兄さんおっそい」


「ごめんごめん〜、Aとちょーっとね?」


「あ、セクロスでっか?」


「へへっ、あったり〜」









何言ってんだ、こいつ

と思いながらも私は笑った。

おそ松兄さんに感謝しながら









私頑張るね。









「チビ太〜、食べに来てあげたよ〜」


「てやんでェバーローちくしょー!!

金払えってんだ!」









と言いながらもおでんを出してくれるチビ太さんは優しい。









「おいし〜っ」


「ん〜、んまぁ」









「大根あげる〜」とトド松兄さんが箸で大根を持って私の口に近づけてくれた。

私はその大根を一口で食べた時おそ松兄さんがトド松を見つめる。









「トッティ、俺にもあーんッ!」


「やだよ、おそ松兄さんが狙ってるのAとの間接キスでしょ?!

それは僕がやるから!」


「フッ、そこは俺に任せるんだ」









何なんだ、この兄弟

でも私は面白くてまた笑った








*

11.→←9.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (289 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
505人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サクラ - ハッピーエンドがよかった(T_T) (2017年7月26日 13時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 最後の一松でゾクゾクした。。。!これからも更新頑張ってください! (2016年10月2日 21時) (レス) id: d2ab1ea88e (このIDを非表示/違反報告)
** - なんか一松がいいのに、チョロ松が可哀想になってきた…(( よし、チョロ松見に行こ((← 結局全松好きだったわ← (2016年9月11日 18時) (レス) id: 8f750e5b99 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 完結おめで盗塁王!! (2016年8月28日 15時) (レス) id: 80c812b5ce (このIDを非表示/違反報告)
らんど - あぁ…好きだな、作者さんこんなに素敵な作品を作ってくれてありがとう。 俺に生き甲斐をくれてありがとう。 (2016年8月28日 14時) (レス) id: 11d8f47b36 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。