罪悪感は時に囚われる ページ2
ぱちっと目を開くと薬品の独特な、つんとした香りがした｡辺りを見渡すと場所こそは変わっていたが、変わらず総悟が手を強く握っていた。
「…僕は居なくならないよ。どんな形であれ、護ってみせる」
静かにそう呟いた。
半年前＿＿＿＿＿ミツバさんが亡くなってしまった｡
それからか､僕がこうして倒れると必ず側に居てくれる｡本当はそんな気持ちにさせたくないのに…彼が何よりもその怖さから逃れたいのに…僕はまた､酷いことをした｡
謝っても謝りきれないくらいのことを何度も｡護るとか言って､一番護られているのは僕の方｡
ギュウウウと布団をつかむ｡すると彼が目を開けた｡
「おはよう､総悟。」
トンと肩に頭がもたれ掛かった｡そのせいで表情が読み取れない｡
沖「あんたは危機管理能力低すぎなんだよ｡…自分が真選組にとってどれくらい大切にされているか…いい加減自覚しやがれってんだ」
「…ごめん…ごめんなさい」
普段ポーカーフェイスを気取っていて､人のことをこけにしてくるこいつの仮面が落ちたとき､
滅多に聞けない本音がこんなにも苦しいくて切なく思えてしまうのはきっと…
彼が誰よりも人を大切にして不器用なりに向き合っていることが痛く伝わってくるから｡
無力な僕は､ただただ小さな背中を包み込むことしか出来ない｡
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叶優(プロフ) - すみません！手違いでイラストが反映されていませんでした。イラストが見れるようになったのでぜひ見てください。 (2019年6月18日 23時) (
レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
はかたのォしお！！ - 更新頑張ってぇぇぇぇ (2019年6月15日 14時) (レス) id: ec73fc1a8a (このIDを非表示/違反報告)
叶優(プロフ) - クミコさんさん» ありがとう。…いやでもなぜこんな事になってるんだ… (2019年6月3日 21時) (レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
クミコさん - 初コメ失礼しやーす！この作品、面白くて好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶優 | 作成日時：2019年5月30日 18時
