前世は柱、今世はアイドル

弐 ページ5

準備が終わり、本を読もうとしたところに無一郎君が来た


『…？どうしたの？』


無「暇なんだけど」


『あはは、話しておけば？皆と』


無「うーん…」


そうして話していた時だった


ピコンっ！


『あ…しのぶちゃんからだ』


無「…本当だ」


私はメールを開いた


しのぶ準備が終わったら、屋上に集合してください


蜜摛分かったわ!伊黒さんと向かうわね!


小芭内甘露寺と向かう


杏寿郎了解した!向かう!


行冥今から向かう…


とそれぞれのメンバーが向かうとメールを送っていた


無一郎僕もAと行くよ


無一郎君がそうメールを送った


A無一郎君と行くね、遅かったらごめん!


私はそう送り、スマホを持って無一郎君と一緒に屋上に向かった


屋上に行く途中、蜜摛ちゃんと伊黒さんと会った


蜜「あ！無一郎君！Aちゃん！一緒に向かいましょう！」


『うん、行こう』


走って屋上に行き、屋上のドアを開けた


そこには蜜摛ちゃん、伊黒さん、無一郎君、私以外のメンバーはもう揃っていた


し「あ、揃いましたね。どうぞ、座ってください」


『遅かった！？ごめん！急いだんだけど…』


し「いえいえ。私達は屋上に近いので」


そう言ってしのぶちゃんは隣をとんとんと手で優しく叩いた


ここに座ってください


そう言っているように叩いていた


私は隣に座り、無一郎君は私の隣に座った


伊黒さんと蜜摛ちゃんは正面に座った


今日は何を話すのだろうか…？


し「今日の生放送についてなんですが、２つ話があるんです。一つ目はファンサのこと。これはAさんに伝えていたのでこれはAさんからのお話ですね。二つ目は重大発表のことについてなんですが、すぐ終わるので聞いてください」


『まず、ファンサのこと。前世のことみんな知ってるよね？私達は鬼殺隊の柱だった…。その時使っていた呼吸の一部を使ったファンサをしようと思うの。例えば私だったら君のこころに霧下雪！とか』


腕の動きもちゃんとある


指で小さい鉄砲を作り、打つ真似をしながらセリフを放つ。


これでファンサの完成


し「皆さんのファンさはこちらの紙に書いてあるので、それぞれ４時までに練習しておいてください」


『セリフはそれぞれ一言だから、覚えるのも簡単だし、動きとかは少し変えたりもしていいからね』

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