拾伍 ページ23
ーサイン会当日ー
マ「やっと来たな…。色紙は驚け、3万枚だ」
『3万枚!?』
蜜「多すぎるわ!でも、それだけ来てくれるなら嬉しいわね」
マ「それぞれ横に並んでもらう。その場で名前を聞いて、その場でサインを書くんだぞ。大変だが、頑張れ」
杏「うむ!手が疲れたとしても描き続けよう!」
マ「その意気込みで頼んだぞ。一人3000枚ずつだぞ」
3000枚…
多すぎる…
手に感覚が入らなくなってしまうかもしれない…
でも、ファンのために
今日来たくても来れなかった人の為にも…
頑張ろう…!
『頑張ります!』
マ「ペンのインクがなくなった場合は近くに一人1名ずつスタッフをつける。スタッフにインクがきれたと伝えてくれ。新しいペンをもらえるから」
し「分かりました」
マ「皆、衣装に着替えたな?」
実「着替えたぜェ」
マ「そうか。もうそろそろ始まる。行くぞ」
どれほどのお客さんが来てくれているのだろうか
とても楽しみ…!
マネージャーに案内され、会場の裏方の方で待機する
マ「順番はここに書いてあるとうりだ」
そう言ってiPadを差し出される
みんなで画面を覗き込み、確認する
右{義・し・天・小・蜜・A・無・実・行・杏}左
iPadにはそう書き込まれていた
あ、私は蜜摛ちゃんと無一郎君の間だ…
会場の方を少しだけ覗いてみる
私達の看板があり、その奥にお客さんがずらりと並んでいる
ぱっと見、皆平等に見えるが、やはり多いのは私と無一郎君だそう
私達は円陣を組み、声を揃えて叫ぶ
…小声で
私達が離れると、マネージャーがスタッフを連れてきた
この人達が例のスタッフだそうだ
スタッフが会場に入って行く後ろを私達は1名1名追いかけるように歩く
会場にみんなが入ってくると、お客さんは黄色い歓声を上げる
「きゃー!無一郎君〜!」
「Aちゃ〜ん!」
私達はさっきの順番通りに並び、自分の看板の前に立つ
…1番前の人は全員大喜び
揃えて礼をし、用意してあった椅子に座る
スタッフが1名ずつ通していき、1番前の人が目の前に立つ
『今日は来てくれてありがとう。お名前は?』
「えぇと、み、岬っ、あ、杏珠で、ですっ!」
カタコトな言葉で、嫌でも緊張してるのが分かる
『杏珠ちゃんね。緊張しなくて良いよ?…はいっ。どーぞ』
私はサインを書き、渡す
とても笑顔になり、去っていく
これが何人…何十人続いた
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いちご大福(プロフ) - 胡蝶しのぶ・甘露寺蜜璃・神崎アオイ・伊黒小芭内・時透無一郎 でしょうか? (2022年12月15日 19時) (レス) @page22 id: 081e8e0e7a (このIDを非表示/違反報告)
雫石水穂 - 返信遅くなってごめんなさい、 ありがとうございます。 (2020年11月16日 18時) (レス) id: 6a4cb75c85 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 雫石水穂さん» はい!合ってますね!!正解です!おめでとうございます(*^▽^*) (2020年10月10日 14時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
雫石水穂 - 答え1胡蝶しのぶ2甘露時蜜璃3アオイ4伊黒小芭内5時透無一郎でクイズの答えは合っていますよね? (2020年10月10日 13時) (レス) id: 6a4cb75c85 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - ああ、少し臭いです。さん» 私、名前登録だけしたらお気に入り登録できましたよ〜え、機種違うからかな? (2020年8月15日 9時) (レス) id: 2eacc9981a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴 | 作成日時:2020年5月18日 11時