転生先は吸血鬼のいる世界【SERVAMP】 (ページ26)

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７＋１＿４ページ26

貴「ふざけんな、関係ない人巻き込んで､､､っ」

椿「そう､､､だから誰が死んだって"関係ない"
僕が面白いなら他のことなんてどうだっていいよ」

､､､人の話を聞かないね。

椿「ねぇ､､､僕はとっても憂鬱なんだ､､､
君には僕の気持ちは分からないし、どうせ誰も僕を知らない」

椿の目を見て、私は思った。

＿＿あ､､､こういうこと､､､あったような､､､？

＿＿あれ､､､？なんで､､､なんでこんな､､､
昔のことを思い出すんだ､､､？

・・・・

貴『母さん､､､』

＿＿＿＿＿

＿＿＿

＿＿

「A､､､本当に平気か？
学校はもう少し休んだっていいんだぞ」

貴『ううん、私行くよ叔父さん。大丈夫』

＿＿＿

虎雪「Aもう大丈夫なの､､､？」

貴『虎雪､､､』

虎雪「あのねっ、話したいことあったら何でも言ってねっ」

龍征「Aっサッカーやろうぜ
俺新技考えたんだ」

貴『龍征､､､二人とも、ありがとう
でも私､､､今日はちょっと用があるから帰るよ』

龍征「じゃあ明日な！明日やろーな！」

・・・・

私は虚しくて虚しくて仕方なかった。
前世での親というヒトは私とヒカリを愛してはくれなかったからね､､､

現世(今)はヒカリはいないけれど
母さんは私をちゃんと愛してくれた。

母の愛に触れて、
初めて実感した。

＿＿＿これが親なのだと。

母が私を愛してくれたように
私も母が大好きだった。

前世では絶対経験出来ないであろう光。

その光が無くなって、私は初めて気づいたことがある。

大切な人を失った悲しみは、
尋常じゃないほどに私の心に大きな傷を残した。

その時思った、
私は前世で大切な人が失う痛みを知っているのに、
なぜその後"奪う側"で殺戮の道を突き進んだのだろうか。

今でもマフィアに入って良かったと思ってるし後悔はないけれど
今まで私が殺してきた人の親族や知り合い、友人は、
きっとこんな気持ちだったのだろう。

それでは私はどうしたらいい？

答えは1つ、
今まで殺してきたぶん人を守ること。

それだけだ。