１０話 ページ13
【Aside】
『パーティー…ですか…？』
グルッペンさんに呼ばれ総統室へと行き、話を聞く。
グル「あぁ、そうだ。
数日後、とあるパーティーに呼ばれていてな。
是非、トン氏と貴方で出席してほしいとの事だ。」
『…えぇっと……どうしてでしょうか？
私が出席する意図が……それにトントンさんと、というのは…？』
訳が分からない。
トントンさんは仕事として行かなければならないとして、私は特に何もないなず…
グル「……一応…堅苦しさは全くないと思うが、貴方の周りにいる人間は、ほとんどがこの“我々国の幹部”だということを忘れないでくれ。
一国の幹部の婚約……それは誰でも気になる。
それに、幹部などの国のトップにあたる人間はどうも女性に好かれる体質らしい。」
そこまで言われればなんとなく理解した。
グル「主催者である王の娘…つまりは王女が、トン氏に想いを寄せていたところで貴方との婚約が進んだ。
一体どんな人だろうか、という気持ちが強いのだろう。
出席を促しているのはあくまでも、その王女だ。」
つまりは、品定め…。
『…分かりました！
トントンさんがよろしければ、私はそれに従います！
お話は以上でしょうか？』
グル「…あぁ…。
もう下がってもらっても結構だ。」
『はい、失礼しました！』
私は深々と頭を下げてからゆっくりとその部屋を後にした。
部屋に戻った私は、ドレスを数着選ぶ。
仕立てる必要はないし、早めに選んでおいたほうが良い。
常識としては、パートナーと合わせる事が普通だけど、きっと彼は勝手にする。
断る事は出来ないはず…。
だから、いやいやパーティーに出る為、そのもどかしさやイライラをそういう地味なところへと出す可能性が高い。
『…姫なら先に取ってたら良かったのに…。』
事実、私よりも身分の高い人間。
ならその力を使えば良かったのではないか？
そうすれば、私は他の人と…。
そしてもっと効率的に…。
いや、でも…
隙あらば探りを入れるオスマンさんより
なんとなくつかみ所のないグルッペンさんより
トントンさんで、案外良いのかもしれない
この計画には…
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向日葵(プロフ) - すみれいんさん» 同じ文でも、何度か読むとやはり違見解が出来て、話が広がりますよね！更新の方は遅れていて本当にすみません！m(_ _)m (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 今更新されているところまで読んでからここに戻って1から見るとまた見方が変わっていいですよね。こう…捉え方が変わってきます！！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 返信遅れてすみません！m(_ _)m面白いと言っていただけてとても嬉しいです！応援もありがとうございます！♪( ´▽｀) (2019年10月6日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 面白かったです。応援してます。続編行ってきますｗ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - hasuki-さん» お祝い有難うございますっ！！とても嬉しいです！♪( ´▽｀)夏休みに入ったので、おそらくペースがもっとあがる“かも”しれません！（あくまで“かも”です(･･;)） (2019年7月20日 13時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
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