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「ふぅ…疲れた」
蓮「お疲れ様、いいホテルでよかったね」
「はい！…あの、メンバーとが良かったとかありませんでした？」
部屋に着くと、やっぱり綺麗で窓からの景色も最高。
だけど、少し引っかかってたことが
落ち着いた時に、口からぽろっとこぼれた。
蓮「そんなことないよ？どうして？」
「いや、なんか周りが勝手に決めちゃって蓮くんの意見ちゃんと聞けてなかったから、本当に私とでいいのかなって…」
口に出すとなんか虚しくなって、少し俯く。
「………！」
何か頭に乗ったと思ったら
蓮くんの手？
蓮「そんなに自分を謙遜しないで、俺はAちゃんと同じ部屋で嬉しいよ？」
あっ、変な意味じゃなくてね！？
なんて付け足す蓮くん。
蓮「俺、Aちゃんともっと話したかったからいい機会だしむしろ俺で良かったのかな？って思ってたくらい」
「そんな！良いに決まってます！」
蓮「じゃあWINWINの関係だね」
そう言って私の頭を優しくポンポンするから、笑顔になる他ない。
「…やっぱ蓮くんって優しい」
蓮「え、どうしたの急に！笑」
「いや、ずっと思ってましたよ！ただ改めて実感しちゃって」
蓮「そっか………恥ずかしいけどありがとう、でもAも充分優しいからそこのところ忘れないでね」
「……ありがとう、ございます」
蓮「ちょっと外出てくるね！」
「あ、はい！いってらっしゃい」
なんだか蓮くんは照れくさいこともハッキリ言ってくれて、恥ずかしいけど嬉しい。
相部屋は蓮くんで正解だったのかも。
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作者名：ならみ | 作成日時：2020年4月10日 21時
