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「11人…？」
早速引越しの手配をしてくれた伯父さん。
一応、と言われ渡された紙には、予想外の情報ばかりが載っていた。
「JO1…」
そう、どうやら伯父さんの事務所に所属しているグループの宿舎に一部屋空いてるところがあるから、そこを自由に使っていいとの事だった。
つまり、芸能人と一緒に住むという事だ。
部屋は自由に使っていいけど、他は共有するためにメンバーの名前を覚えた方がいいとの事で、少しの資料をいただいた。
が、まさか11人もいるとは思わないわけで…
私には特に何も残ってないため、大きい荷物は持たずに彼らの住む家まで来てしまった。
とりあえず與那城奨さんという方が色々案内してくれくれるから、わからないことがあれば彼に聞けば大丈夫との事。
「………ふぅ」
ひとつ深呼吸をして、チャイムを鳴らす。
？「はいはいはいはーーーい！」
「！？」
？「あれ、女の子！？てことは……」
？「あ、ホントに女の子じゃん」
「あ、あの……」
次々に出てくる顔の整った方達。
芸能人だから当たり前なんだろうけど、いきなりこんなに来られると動揺する。
？「コラ、驚いてるでしょ！ごめんねみんなうるさくて…」
「い、いえ」
與「吉野Aさんだよね？社長から話は聞いてます、JO1リーダーの與那城奨です。とりあえず…上がって？」
あ、この人が與那城さん……
少し安心。
「ありがとうございます、お邪魔します」
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作者名：ならみ | 作成日時：2020年4月10日 21時
