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２１☆ ページ21
ほどなく俺は
アパートで一人暮らしを始めた
大学までの往復がきつくなってきたこと
親父とのケンカが絶えなかったこと
キミと会いやすいように
そのわりに大学にそんなに近くない
どうしてもっと大学の近くに
しなかったのかは、自分でもわからない
付き合い始めてから
俺たちはほぼ毎日会っていた
キミはとても寂しがりやで、休みの日は
もちろん、平日も大学が終わった後に
‘‘会いに行っていい？’’と合流してきた
河原町をぶらついたり
美術展を観に行ったり
大学を案内して一緒に学食を食べたりした
彼女の家のルールらしきものがあった
門限と電話は午前0時まで
スマホを持たせないぐらい厳しい家のわりに
0時というのは微妙な線だな
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作者名：ありす | 作成日時：2015年10月3日 20時
