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side：you
中島「俺ね、今でも忘れられない人がいるんだ」
A「……」
暫く他愛ない話をしてると、そう切り出された
私が先生のことを好きだと知っててその話をするのだと思うと
傷を抉られるようで、顔が強ばる
A「大切な人、ですか…？」
中島「うん、まあね(笑)」
そっか、と俯くけど 先生の顔を見ることが出来ない
中島「俺の話、聞いてくれない？」
Aちゃんには知っておいてもらいたいんだ、と付け加える先生の声音にはいつもとは少し違う真剣な雰囲気が漂っていて。
1度、小さく縦に動いた首を見た先生はぽつりぽつりと話し出した
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中島「美咲、って言うんだけど…」
その名前、花火大会の時に聞いたなぁ…
付き合ってるのかな、？
とか
結婚してるのかな、？
とかいろいろ思うことはあるけど暫くは黙って聞いていた
中島「俺の大切な、…婚約者だった」
A「過去形…ですか、」
はは、と力無く笑う横顔は
このタイミングで言うのは失礼かもしれないけどものすごく綺麗で。
その姿に目を奪われるだけでなく、胸中は "婚約者" という響きにざわついていた
中島「去年亡くなったんだよ。それも、結婚する前に。」
A「え……」
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ｻ ﾅ ｴ(プロフ) - sugusugyさん» 素敵な感想ありがとうございます！！他の作品もぜひ読んでみてください(*´ｰ`*) (2018年10月25日 7時) (
レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
sugusugy - すっごく読んでいて楽しかったです！ キュンキュンしたり切なくなったり… またの小説楽しみです！ (2018年10月9日 23時) (レス) id: dd8e7700cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ﾅ ｴ | 作成日時：2018年3月22日 10時
