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『"どんな人よ"』
「"うーん、優しい人"」
『"アバウトやなぁ"』
「"どうせ時間あるやろ"」
『"うん、偉いから明日から明々後日まで休み取ってる"』
特に休むこともなく出勤し続けているおかげもあるが、元々連休の調整が効くような職場だ
好きな仕事ができて、ちゃんと休暇も取らせてくれる職場に、旭は感謝した
「"ならよかったけど"」
『"いけるよ、いいよ、会うわ"』
「"ほなまた連絡するわ"」
そう、(兄)から連絡が来たところでバスも目的地に着く
ドアの開く音で気づき、旭は少し駆け足でバスを降りた
急いで下車したのち、冷静に考えてみる
『…会う？俺が？プロ野球選手と？…なんか弟のコネ使ってるみたいで嫌やなぁ』
別に自分の弟がプロ野球選手だからと言って、自分に特別感を感じることもなく、自分自身もプロ野球選手と関わったことはない
全くもって別世界の人間だと認識していた
お互い職種が全く違うのに、会って何を話せば良いのか
考えれば考えるほど緊張してしまう
『まぁ拒否する理由もないわなぁ…しかも会いたいって、向こうがなんか喋ってくれるやろ、多分…』
向こうが自分に会いたいと言っていたのだから
自分が何か話の種を必死に作る必要はない
向こうの方が活気に溢れている気もする
今回ばかりは仕事とは違い、自分が受け身になるとしよう
ぶつぶつと独り言を言い、そう考えながら、旭は帰路についた
次の日、仕事は午前中のみの出勤にしたので、午前中に全てを終わらせ、昼過ぎには家に帰ってきた
今日の午後はもう全て明日からの準備にあてるつもりであった旭は、仕事で使っているリュックサックの中身を全て出し、球場に持っていくべきものを詰めていく
学生の頃はそうでもなかったが、いざ仕事というものをし始めると
社会で働く人間がどれほど素晴らしくありがたいのかを感じる
一人一人が仕事をしているからこそ、自分たちも普通に生活ができるのだろう
プロ野球選手だって人々の娯楽となり、夢となり、憧れとなっている
『今まで無関心やったけど、もっと知るんも大事かもなぁ』
自分自身の仕事で精一杯になっていたが、身内がそうであれば、自分も野球に関してもっと知る責任も少しはあるだろう
プロ野球というものも知らなければいけないが、仕事に対してストイックであろうプロ野球選手というものにも、フォーカスしてみたいと考えていた
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過眠(プロフ) - のまさん» ありがとうございますとっても嬉しいです（ ; ; ）がんばります✨ (4月6日 15時) (
レス) id: 8ab364d8bc (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - 大阪谷さん» コメントありがとうございます☺️楽しみにしていてください✨ (4月6日 15時) (レス) id: 8ab364d8bc (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 過眠さんの文章が好きです！頑張ってください😊 (3月22日 23時) (レス) @page7 id: 68538f0e3a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 新作ありがとうございます！楽しみです☺️ (3月14日 13時) (レス) @page1 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2024年1月22日 20時
