16 ページ16
『何…？』
自分の気持ちを素直に伝えただけなのに、なぜ疑う様な表情をするのかと、旭も疑問に思っていると
「旭いっつもこんな素直じゃ無いんですよ！？」
�譴�咄嗟に大声を上げる
旭は自分自身の気持ちを隠すことが多く、隠すことが上手かった
友達を褒めるのとは訳が違う
兄弟に対して面と向かって、褒めるということは今まで無く
旭もまた、�譴�ら褒められることもなかった
「�譴諒�が素直そうやもんなぁ」
福田がそう言うと
素直に受け取ればいいのにと、旭は少し不服だった
すると、�譴梁臉爾膨爐蕕譴特羸遒茲蠅發気蕕貿悗梁腓�な人間が、福田の後ろから顔を出す
「なんしとん」
旭と同じ様な170あるか無いかくらいの背丈の人間の後ろから、180を優に超える身長の人間が現れる
福田の後ろにピッタリと張り付く様に近づいてきた彼に、旭はなんだかマイペースで不思議な人だと直感で感じた
「杉本さんて言うねん」
彼は誰なんだろうかと旭が戸惑っていると、�譴�助け舟を出してくれる
『杉本さん、』
旭が名前を呟くと、杉本は旭のほうにゆっくりと目線を向けた
小さな口を目一杯広げ、目尻に皺を寄せ、にっこりと笑う彼に、旭は身長に相応する威圧感ではなく、真逆の愛らしさを感じた
「ほんまに顔似てへんね」
口を尖らせ、つまらないという様な表情で、杉本は言葉を発する
「二卵性ですからね」
双子であったとしても、二卵性なので双子という感覚は大きくはない
もし自分と同じ顔の人間が別にいたら
なんだか変な感じがするだろう
�譴脇麝饑�で良かったと、そう考えていた
「全く顔一緒やったら俺らが困るわなぁ」
杉本は福田の顔を見、同意を求めた
「性格ちゃうんやからわかるんちゃう」
「わかるかがわからん」
「なんやそれ」
二人に声をかけられたとしても、テンションの違いで2人の区別はつきそうだ
本日が初対面ではあるが、福田は旭が�譴汎韻献謄鵐轡腑鵑任い訌杼�がつかなかった
その2人が同時にプロ野球選手になっていたら、同じ球団に所属したら、喧しさはより一層大きくなる
彼らだけのテンションと空間に飲み込まれそうで、旭は今すぐにでもお暇してしまいたかった
『すみません、僕全然野球とか詳しくないのにここ来てしまって…手土産もなく、』
人に気を使いすぎる旭は緊張のせいか、彼らへの手土産も何も、考えることすらしていなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
過眠(プロフ) - のまさん» ありがとうございますとっても嬉しいです（ ; ; ）がんばります✨ (4月6日 15時) (
レス) id: 8ab364d8bc (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - 大阪谷さん» コメントありがとうございます☺️楽しみにしていてください✨ (4月6日 15時) (レス) id: 8ab364d8bc (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 過眠さんの文章が好きです！頑張ってください😊 (3月22日 23時) (レス) @page7 id: 68538f0e3a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 新作ありがとうございます！楽しみです☺️ (3月14日 13時) (レス) @page1 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：過眠 | 作成日時：2024年1月22日 20時
