先輩32 ページ33
シ「マサイ、今日すんげえ機嫌悪い、」
A「えっ、」
午前のプログラムが終わり、お昼休憩中。
お兄ちゃんの両親は二人とも忙しく、私のお母さんがお兄ちゃんの分のお弁当を用意してくれてそれを持ってきた瞬間に告げられた、
A「ま、マサイ先輩って機嫌悪いときもあるの…?」
シルク「そりゃアイツだって人間だし、どちらかといえば短気、」
これまた衝撃的、
私がどんなにヘマしても怒らない心の広い先輩が短気だなんて、
A「よっぽど疲れてたのかな…、」
シ「…様子見に行ってやれば?部室にいるだろうし、」
どこか呆れ顔のお兄ちゃんがぽん、と背中を押してくれた、
後輩として、先輩が疲れてるのは見逃せない…!
.
.
.
A「先輩っ!佐倉Aですっ!!」
マサイ「うおっ、びっくりした…、」
がらっと扉を開けたすぐ先に先輩がいた、このまま突進してたら危なかった、
そ、そんなことより…、
A「先輩、お仕事手伝いますっ!」
私の申し出に先輩はきょとん顔、うん、イケメン、
A「お兄ちゃんが、先輩今日はすごく機嫌悪いって言ってたんで…疲れてるのかなって、」
きょとん顔だった先輩は理解したようで、あぁ、と小さく呟いては、「疲れてねえよ、」といつもの笑顔に戻る、…なんか違和感…、
そんなやり取りをしていたらもうお昼終わりのチャイムが鳴る、
A「あっ、このあと応援団が出るんだ…!じゃ、じゃあ先輩!このあとの仕事は私に任せて、ゆっくり休んでください!ではっ!!」
踵を返して、急ぎ足で部室から飛び出した、
…先輩がどんな表情で私の背中を見ていたかも知らずに、
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優桜(プロフ) - ごはんさん» わああっ、ありがとうございます!!!なかなか進展のない二人ですけど、暖かい目で見守っていてくださいませ…♪ (2018年1月19日 22時) (レス) id: bb3fdc8ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(プロフ) - 初めまして!この春、恋をはじめます。読ませて頂いています!夢主ちゃんと先輩との恋…これからの展開がとても楽しみです!これからも更新頑張ってください!!応援しています! (2018年1月19日 22時) (レス) id: a557a7fbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優桜 | 作成日時:2018年1月2日 21時