先輩33 ページ34
観客席に戻る途中、応援団長であるお兄ちゃんが準備を終えてテントの中にいた、
一応先輩のこと報告しておこう…、
A「お兄ちゃんっ！」
シ「A、マサイどうだった？」
A「いつもと変わんなかったよ！お兄ちゃんの考えすぎじゃない、？」
シ「ふぅん…、」
「あ、シルク先輩！出番です！！」
何となく納得いってないようなお兄ちゃんに、後ろの方から団員の女の子が声をかけてきた、
何か言いたげだったけど、「いってくる、」と軽く私の頭を撫でて走り去っていった、
A「…先輩もお兄ちゃんも変なの、」
何だかよそよそしい気がする…、けど、ここはとりあえず諦めてカメラの準備に取り掛かる、
一番見えやすいところに移動して…っと、
シ「赤組！！！いくぞーーっ！！！」
「「おーーっ！！」」
あ、やっべ始まった、急がなきゃ…と走りかけた瞬間、
？「白組！！いくぜ！！」
「「おーーっ！！」」
A「っ、へ？」
赤組応援団長であるお兄ちゃんの横に並ぶ、白く長いハチマキを頭に巻いている白組応援団長は…、
A「ま、マサイ先輩…？」
「「きゃああっ！！シルクせんぱーいっ！！」」
「「マサイせんぱああい！！！」」
驚愕する私を他所に演舞は続く、女子生徒たちの黄色い歓声も聞こえないくらい呆然としてしまった、
確かに一言も聞いてなかったからびっくりしたけど、先輩は大人しいイメージが強かったから…、
長い手足を器用に使っての演舞は、運動は苦手らしい先輩だから多少不恰好ではあるけど、全女子生徒の視線を独り占めするには十分すぎた。
トクン、と鳴ると同時に少しだけ軋む胸の音、
A「…先輩、またモテちゃうなあ…、」
彼女でもないのにそんな嫉妬をしてみる、
みんな先輩とおにいちゃんを見てるから、今私がどんな顔してるか誰も知らない、
痛む胸を堪えるように唇を噛んで、”写真部員”として仕事を始めた、
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優桜(プロフ) - ごはんさん» わああっ、ありがとうございます！！！なかなか進展のない二人ですけど、暖かい目で見守っていてくださいませ…♪ (2018年1月19日 22時) (
レス) id: bb3fdc8ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(プロフ) - 初めまして！この春、恋をはじめます。読ませて頂いています！夢主ちゃんと先輩との恋…これからの展開がとても楽しみです！これからも更新頑張ってください！！応援しています！ (2018年1月19日 22時) (レス) id: a557a7fbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優桜 | 作成日時：2018年1月2日 21時
