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Aside
「どうぞ」
お母さんはそう言って客間に私たちを招き入れた。この人、状況わかってんのかな…？凄い冷静だし…
「あの、僕…相川真冬というものです。今日は、僕がAさんのことを預かるというのを認めてもらうために来ました。」
隣でそう言ったまふさん。彼の顔を伺うと、自分でコミュ障だなんて言ってた人だなんて信じられないくらいに真剣な顔で、真っ直ぐにあの人を見据えている。声も、凛としていて、なんか…いつもよりカッコイイ。
「A」
『…は、はい！』
名前を呼ばれるなんて思わなくて、思わず大きな声が出た。それが少し照れくさくて少し俯き気味にお母さんの方に向いた。
「いいの？Aはこの人と暮らせたら幸せ？」
そう、聞かれた。なんで？出ていってほしいんじゃないの？どうして、私の幸せなんて聞くの？
『うん、まふさんとなら幸せだよ』
そう言うと、お母さんは安心したように、そう、と言って笑った。そして、まふさんの方に向き直る。
「真冬さん。この子の教育費などは家から出します。なので、お金の方は心配しないでください。あと、この子を宜しくお願いします。幸せにしてあげてください。」
そう言って、まふさんに微笑みかけたその笑顔は、完全に母親だった。なんで？私、いらない子なんじゃないの？どうして、追い出したじゃん。私のこと。演技してるの？いい母親を演じてるの？
「ありがとうございます。任せてください」
そうやって、まふさんも笑うから、何だかよく分からなくて泣けてきた。
「えぇ！？Aちゃんどうしたの？」
そう言って、ゆっくりとその手が私の頭を撫でて、泣かないのって優しい声で言ってた。
「…A、ごめんね」
まふさんに撫でられていたら突然、お母さんに抱きしめられた。
『お母さん…？』
「ごめんね、A。うちの親戚は皆Aのこと嫌ってるから、いつAに手を出されるか分からなくて、怖くて。ごめんね。ほんと母親失格だ。でもね、A。貴方はいつまでも、私たちの子供だから、いつ帰ってきてもいいのよ」
「ううん、いいの。いいの、お母さんが好きでいてくれるならいいから、それで。」
私、いらない子なんかじゃなかったんだ。それが嬉しくてもっと泣けてきた。そんな私たちをまふさんは優しい目で見つめていたのが横目に見えた。
まふさん
ありがとう
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潮田 陽菜(プロフ) - ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫））さん» 楽しんで頂けたようで幸いです😊その後のお話が欲しいと言って頂けて大変嬉しいのですが個人的にはここで完結させておくべきだと私的には思っているのでその後のお話は期待しないでいてほしいです。お気持ちはとても嬉しかったです。ありがとうございます😊 (5月29日 11時) (
レス) id: 68f958ed6b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (5月24日 21時) (レス) id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - 音恋&五月雨さん» そう言っていただけて嬉しいですヽ(*´∀｀)ノありがとうございます。これからも頑張りますので何卒宜しくお願いします(*_ _) (2018年7月13日 22時) (レス) id: b5c447886f (このIDを非表示/違反報告)
音恋&五月雨 - まふくんに改めて惚れちゃう作品でした！これからも頑張ってください(*´∀｀*) (2018年7月8日 22時) (レス) id: 9a55362602 (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - りあさん» そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ﾍﾟｺﾘﾝ (2018年6月16日 16時) (レス) id: b5c447886f (このIDを非表示/違反報告)
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