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Aside
目が覚めると、見慣れない部屋。嗚呼、そらるさんの部屋か。なんて数秒で理解した。ベットの傍を見ると、落ちている自分の服。それを横目に隣にいる彼を見つめる。相変わらず白い肌だな、なんて思いながらその柔らかい頬をするりと、撫でる。
｢んー…｣
すると、そんな声を零して、彼は寝返りを打った。それを確認し、ベットの軋み音をたてないようにそっと、ベットから降り、自分の服を拾い上げて、着た。でも、やっぱり同じ服を着るということは慣れない。そして、顔を洗おうと、部屋の外に出た。
『…あ、洗面所どこか知らない』
と、思わず呟いた。でも、同じマンションなので、造りは同じはずだと思い、自分の部屋だと洗面所がある部屋に向かい、開けると、機材がいっぱい置いてあった。部屋ごとに部屋の配置が違うらしい。急いで、その部屋のドアを閉めた。
｢___A？｣
声が聞こえ、振り返ると、半裸の彼の姿。それを見て、何だか恥ずかしくなり、行き良いよく前に向き直った。
｢どうかした？｣
『いや、その…洗面所探してた』
そう言うと、彼の左手で私の右手を掴み、引っ張られ、向き合う形にさせられた。筋肉はさほど付いてないのだが引き締まった体に、思わずどぎまぎしてしまう。すると、小さく笑う声が聞こえた。
『な、何？』
そう問うと、いや？なんて、絶対何かありそうな顔。
｢まぁ、そこの部屋だから行ってきなよ｣
と言われ、言われた通りの部屋を開けると歯ブラシが1本だけコップに入れて置いてあるだけの殺風景な洗面所。顔を洗い、少しためらったが近くにあったタオルを使わせてもらい、鏡を見た。
『えっ、何これ』
思わず呟いた言葉。鏡に映る自分の姿。首筋に一つだけ、くっきりと赤い跡が残っている。恥ずかしくて、誰もいないのに思わず手で隠した。
『そらるさんの馬鹿！！』
洗面所のドアを開け、家の中のどこかにいるであろう彼に向かって、思いっきり叫んだ。
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潮田 陽菜(プロフ) - ろあ。さん» 歌のような恋、とても素敵な表現ありがとうございます(*^^*)そう言って頂けて有難いです。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2021年2月26日 1時) (
レス) id: 71e4183107 (このIDを非表示/違反報告)
ろあ。(プロフ) - 歌のような恋ですね。。。なんというか、その、甘酸っぱい感じ？がします！私にはこんな素晴らしいお話書けそうにないのでとっても尊敬してます！ (2021年2月24日 21時) (レス) id: edab8e7c8b (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - トリ@推しキャラたくさんさん» コメントありがとうございます！私的に、そらるさんの感情を書くの、すごく難しくて^^; そう言っていただけて嬉しいです(*^^*)これからもこの作品を宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年3月21日 16時) (レス) id: b5c447886f (このIDを非表示/違反報告)
トリ@推しキャラたくさん(プロフ) - コメント失礼します。このお話、すごく感動しました！そらるさんの夢主ちゃんを思う気持ちが切なくて、思わず泣いちゃいました。素敵な作品を書いてくださってありがとうございます！更新頑張って下さい！！ (2018年3月20日 19時) (レス) id: 0fc1208a5a (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - いちごみるくさん» いえいえ、きちんと言ってもらえる方がコチラとしては有難いので(*^^*)皆さんに読みやすいものを提供できるように色々探してきますねっ！これからもこの作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月10日 17時) (レス) id: b5c447886f (このIDを非表示/違反報告)
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