浮気カレカノ【国見英･及川徹】

浮気者 8 ページ8

女「アンタでしょ？及川君と付き合ってる後輩は」






『だったら何ですか？』





女「生意気っ！


アンタみたいな奴が及川君に媚び売ってるの分かってんだから！！」






国見「うわぁー」





あれって、及川さんの取り巻きの･･･




確か･･････



及川さんに彼女ができるたびに彼女をいじめるタチの悪い先輩だったような･･･





しかも、いじめられてるのはマネの城智さん





止めた方がいいと思ったけど、


面倒なことには関わりたくないからやめよ･･･








とりあえず一部始終を眺めることにした






女「この状況分かってるわけ？」






女「怪我したくなかったら、さっさと別れろよブス！！」






女「おい！なんとか言えよ！！」






『･･･チッ･････うるさい方々ですね



そんなに私のことが気に入らないなら、潰せばいいじゃないですか』






国見「っ！？」





正直意外だった･･･



普段は大人しそうな城智さんが先輩たちを煽っている･･･






女「なら、潰してやるよっ！！」





((スカッ





『･･･っと危ないな』






女「なんでよけてんだよ！」






『えー、よけるのはダメなんですか？』






女「あたりまえでしょ！」






『でも、私がよけられなかったら･･･



先輩方を暴行罪で警察に訴えるつもりでしたよ？』






女「な、何言ってんの？



そんなこと、出来るわけっ･･･」






『隠しカメラなんて、いくらでもつけられますからね(ﾆｯｺﾘ)』






女「っ！？警察に見せたら絶対許さないから！」





女「及川君にも見せんなよ」





女「調子に乗りやがって･･･」






『すいませんの一言も言えないんですかぁ？





土下座して詫びたら誰にも見せませんから



皆さん土下座してくださいよ(ﾆｯｺﾘ)』








城智さんの本性はゲスい、





だけど、笑う顔は残酷なまでに綺麗だった･･･








この瞬間




俺はAさんに興味を持つようになり






退屈な時間が変わり始めた

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