♯12 突然の心変わり ページ13
乃風A「朝から朝礼はダルいね…」
雨宮蓮「この前の事を話すんだろうな。」
乃風A「あ、来た。」
校長「先日、痛ましい事件が起きたのは皆さんご存知の通りです。」
痛ましいなんかじゃ収まらないし。
校長「幸い一命は取り留めましたが、回復には時間がかかるとの事です。」
高巻杏「っ……」
校長「君たち、未来のある若者に今一度考えてほしいのは…」
すると突然、周りがザワザワとし始めた。
あれは、鴨志田？！
校長「鴨志田先生、どうし…」
鴨志田「私は、生まれ変わったんです。だから全て告白しようと思います。」
嘘、もしかして…
『お前に罪を告白させてやることにした。』
乃風A「心の、怪盗団…」
鴨志田は壇上に上がった。
高巻杏「え？」
鴨志田「私は今まで有るまじき事をしてきました。生徒への暴言、部員への体罰…そして、女子生徒への性的ないやがらせ。」
やっぱり…
鴨志田「鈴井志帆さんの飛び降りは、私のせいです。」
「え、ヤバ…」
周りの手のひら返し凄いな…
鴨志田「私はこの学校を、城のように思っていた。」
坂本竜司「城……」
鴨志田「気に入らないだけで退学を言い渡した生徒もいます。」
他の生徒にもきっと…
鴨志田「勿論、それは撤回します…本当にすまなかった。」
雨宮蓮「…」
鴨志田「私は…恥ずべき人間、いや人間以下だ…」
何あれ…流石に変わりすぎ……
鴨志田の格好は土下座に変わった。
鴨志田「死んでお詫びします…！」
死んで？！
校長「鴨志田先生！とりあえず、降りて！！」
高巻杏「逃げるな！」
そう言い放った高巻さんに、視線が集まる。
高巻杏「志帆だって、死にたいほどの事件の続きを、ちゃんと生きてる！あんただけ逃げないで！」
鴨志田「全くその通りだ…私は、きちんと裁かれ罪を償うべきだ。」
乃風A「高巻さんへの、謝罪は？」
そう言うと鴨志田は頷き、
鴨志田「私は、高巻さんにも、酷いことをしました。鈴井さんにポジションを与えることを条件に、高巻さんに…関係までも迫りました。」
ちゃんと、謝れるじゃん…
鴨志田「今日限りで教師の職を辞して自首いたします。どなたか、警察を呼んでくれ！」
坂本竜司「すげぇ…」
スーツの教師「朝礼は終了します！解散！解散して！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬう(プロフ) - 白風さん» ありがとうございます！訂正させて頂きますね。 (2022年12月2日 6時) (
レス) id: 7298c2b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - またお見かけしましたらご報告させていただきたいな、と思います。自分のペースで良いので、ゆっくり直していただけたら幸いです。楽しみにしています。 (2022年12月2日 3時) (レス) @page41 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - まだ40ページしか読めていませんが、5、22、24、25、37、40です。余談ですが34の由莉への予告状の文にて、怪盗団が怪盗服になっております。 (2022年12月2日 3時) (レス) @page41 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 白風さん» ご報告ありがとうございます。お手数ですが、どの回か教えていただけると幸いです (2022年12月1日 18時) (レス) id: 7298c2b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - あの、名前のところが蘭で固定にされています。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page6 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬう | 作成日時：2022年1月14日 22時
