210話 ページ10
最後に私の目に止まったゲーム。
それは………
入/ソ/リ/A)超！！デンジャラスゾーン！？/
そこには、死！超！！デンジャラスゾーンと書いてある看板のかかった一つの部屋。
その看板に書かれている名前を声に出して言ったと同時に、別の者の声も私と同時に同じことを叫ぶ。
誰だろう？と思い声の方に目を向けると、
そこに居たのは見知った3名の男の子。
入/ソ/リ)え！？
オ/A)おや？
入/ソ/リ)Aさん/先生！？と、オペラさん/先生！？
そう叫ぶのは、
プルソンくんとリードくん、そして、イルマ様の3名だ。
入間)な、何故ここにお二人が？ﾊｯ！まさかおじいちゃんが護衛に……？
A)いいえ、違いますよ。私達はサリバン様から休暇をいただき、遊びに来ていたんです。
入間)つまり……(デート！？)
つまり…と呟いたイルマ様は、
顔を赤らめ手で口を押さえ後ろを向いてしまった。
そんなイルマ様を他所に、
私とオペラを見てリードくんが声をかける。
リード)カップルが休暇に遊びに出かけるってのに服装は使用人服なんですね……もしかして私服持ってないんですか！？
A)無いことはないのですが……
オペラ)この服が1番落ち着くんですよね
そう言って私もオペラも自分の服に目を向け、
スッと自身の胸元に手を当てる。
ソイ)折角なら一緒にやりましょうよ
プルソンくんが私達にそう声をかける。
そんな、プルソンくんの言葉に、
イルマ様もリードくんもいいね！やろ！やろ！と、
私達の腕を引いて中へ入る。
［このゾーンにあるゲームを複数人でプレイすると非常に仲が悪くなる危険性があります。入るなら腹をくくってください。by.店長］
そんな看板は、プルソンくん、リードくん、イルマ様しか見ていなかったようで……
私とオペラは引かれるがままにゲームをしに行った。
リード)こっこれはっ！血みどろ！
血みどろ！魔界パーティーとは…
サイコロを振って魔界を巡ろう！全13ターン！
お金、恋人、食料などたくさんの欲を獲得した悪魔の勝ちだよ！
つまり、人間界でいう、人生ゲーム！
ただ、ここは魔界。
キャッキャウフフなど平和に終わるゲームではない。
妨害！足の引っ張り合いおおいに結構！
ライバルを地獄に叩き落とし勝利を掴むゲームだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
