249話 ページ49
カルエゴ)阿保みたいにバスの中で寝てますよ
A)では、帰りは行きよりも安全運転ですね
オペラ)A……運転しようとしてます？帰りも私が運転しますから貴方は休んでいてください！
A)いいえ！そうは行きません！！行きはオペラが運転してくださったので帰りは私がっ！
オペラ)いいえ！私がっ！
と、オペラと私が運転する！と言い合っていると、
先輩。と我々を呼ぶ声が聞こえたので、
私とオペラは言い合いを止めそちらに耳を傾けた。
カルエゴ)いい加減話してください。なぜいきなりこんな課外授業を計画したんです？私や生徒の息抜きなんてただの建前でしょう？A先輩もオペラ先輩から聞いているでしょう？今回の計画を
A)えぇまぁ聞いていますけど……
カルエゴ)……メフィスト様とはすでに話がついているのですか？たしかにこの島は魔生物被害が多いこともあって地盤もしっかりしているし周りに障害物も少ない…ここなら…あなた達と私が本気で戦っても被害は最小でしょう
そう言ってカルエゴくんはﾊﾞﾁと魔力を放出し構え始める。
そんなカルエゴくんを私とオペラは静かに見つめる。
いや、オペラは少し驚いているみたいだ……
目が少し見開いている……
かく言う私も少し驚いている。
まさか、カルエゴくんが……
この海での課外授業を……
そんな風に思っていたとは……
カルエゴ)元より話し合いで収まるとは思っていない…やるならさっさとやりましょう…！
オ/A)さっきからなにを言ってるんですかキミは
カルエゴ)は？
オ/A)計画だのやりあうだの
A)物騒な
オ/A)最初から言ってるでしょ
A)オペラが
オ/A)ただの息抜きだって
そう言って私とオペラは、
はーーっとため息を吐き呆れ顔をする。
カルエゴ)そっそんな話信じれるか！
オ/A)なぜ
カルエゴ)っアンタら…特にオペラ先輩は！俺に言いたいことがあるだろう！デビキュラムで兄上と話したにも関わらず俺は何も…
オ/A)まぁ確かに……大口たたいたくせにいざ兄と話したらビビって情報もきき出せず大した文句も言えずのこのこしっぽ巻いて逃げてきた上に報告も碌にできない負け犬でしたけど
カルエゴ)っあんたらな……
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
