237話 ページ37
私がぶん殴ろうと振り上げた右腕と、
私の左手を掴んでいた
ﾊﾟｼｯと音を立て掴まれた。
悪魔1)何だ？テメェは
腕を掴んだのは……
A)オペラ……
お約束の展開。
私の彼氏であるオペラだった。
オペラ)そこまで。A、貴方が手を出せば彼らは怪我だけでは済みせんよ
A)……そうですね。失礼しました。
そう言って私は力を弱めると、
それに応えるようにオペラは私の腕から手を離した。
悪魔1)おい、聞いてるのか？！お前誰なんだよ！
オペラ)誰…そうですね、私はこのコの彼氏です
そう言って私の肩を引き寄せ抱くオペラ
そんな私達を見ても彼らは信じてないようで
悪魔2)どーせ、カッコつけの嘘だろ？
悪魔1)助けてこの美女といい事しよってか？
なんて言ってギャハハと笑う3人組
私もオペラも表情には出ていないが、
結構イライラしてきている。
A)オペラ、やはり、コイツらやっちゃっても……
オペラ)そうですね。我慢する必要はなさそうですね
そう言って私達は拳を握りしめるが……
カルエゴ)やめておけ
もう1人、バビルスの番犬がやってきて、
私達の拳は彼らに当たる事なく終わる。
悪魔1)今度は何ですかー？
悪魔3)お姉さん美人だからモテるね〜
カルエゴ)おい、貴様ら。悪い事は言わん。すぐにこの場から去れ。
悪魔2)えっなになに？あんたもナイト様しようとしてんの？
カルエゴ)いいか、もう言わんぞ、死にたくなければ帰れ。
悪魔1)はぁ？何様なんだ？あん……た……ﾋｨｯ
カルエゴの後ろでﾊﾞﾁﾊﾞﾁとケルベロスが威嚇し、
その隣では、かなり機嫌の悪いオペラとつい、足に力を入れすぎて地面を凹ませてる私。
そんな我々を見てやっと状況を把握したようで
悪魔3)ま、まってよ……まさか、あの無表情の2人って……
悪魔1)な、なんだよ？
悪魔3)三傑…サリバンのSD……
悪魔2)って、ことは…あの美女は……そ、ソロモン王っ……
悪魔123)す、すみませんでしたぁぁぁぁ！！
顔を青ざめ逃げていく三人衆を見送ると、
こちらを振り向いたカルエゴくんは……
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
