234話 ページ34
オペラ)ではまず、皆様にやっていただくことは……
ジャズ)(ムチか…)
A)今すぐ水着に着替えて…
ガープ)(アメか…)
ピケロ)(ムチか…)
アメかムチかで心臓をバクバクさせている生徒達を見て、
私は、ﾌｯと笑みを見せる。
問題児)(アメっ///いや、ムチかっ！？)
私は、海への課外授業する目的を事前にオペラから聞いている。
だから、この授業がアメかムチかも知っている。
私とオペラはバッとエプロンを取り出し身につけると、
ｶｧﾝと音を立て鉄板にフライ返しを当て答える。
オ/A)私が皆様の昼食を用意するまでの間…しっかり遊んでお腹を空かせてきてください。いいですね
問題児)(あ…あ……
生徒達は海だ！うきわ！ボールどこ！？水着だひゃっほーとはしゃぎ騒ぐ。
オ/A)ウム…元気でよろしい
オペラ)さて、監視はシーダ先生に任せて我々は調理ですよ。カルエゴくん
課外授業とはいえ、海でしかも、遊んでこいなんて内容に不審がるカルエゴくんは、調理の準備をする我々に問いかける。
カルエゴ)……先輩、一体どういうつもりですか急にこんな…課外授業など…
オペラ)どういうって……見たままですよ、キミや生徒たちの息抜きです
カルエゴ)そっそんなワケが……
そう、私も最初聞いた時は驚いた。
オペラがカルエゴくんに息抜きをさせるために課外授業として海に連れ出すとは…と……
だが、長い付き合いだ。
オペラが優しい事はとっくに知っている。
だから私はオペラの事を愛してやまないのだ。
A)はい、カルエゴくんはキャベツ係で。洗って切ってくださいね
そう言って私はカルエゴくんに大量のキャベツを渡す。
カルエゴ)(絶ッ対ッ何かある…)
オペラ)あっAも遊んできてください。貴方は特に息抜きが必要です
A)えっ私もですか？私は別に息抜きなど……
オペラ)してください。はい。コレ貴方の水着です
そう言われ半ば強引に渡された水着は、
初めて見る水着で……
オペラ)新作の水着だそうです！さっ！早く着替えて遊んできてください！
あぁ、なるほど。
と、オペラが私に息抜きさせる理由に気付いたのは私だけでは無かったようで、私達のやりとりを見ていたカルエゴくんも若干引きつった顔で見ていた。
仕方ない……
A)遊びますか
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
