225話 ページ25
ーモモノキ視点ー
モモノキ)カルエゴ先生！
授業を終え、私は報告をしにカルエゴ先生の元へ行った。
モモノキ)本日の授業の報告書です！
そう言って私はカルエゴ先生に報告書を渡すと、
一枚一枚しっかり目を通し、モモノキ先生と名前を呼ばれた。
私はその声にはい！と返事をする。
大丈夫だっただろうか
何処かダメなところはあっただろうか
と心臓がこの後の言葉に対する不安などによりドキドキする。
カルエゴ)確認しました。お疲れ様です。
その言葉に私はその場を離れ、
誰もいない廊下でガッツポーズをした。
やったぁぁぁ！！！お疲れ様ですって！！
名誉挽回できたわ！！！
誰もいないと思ってガッツポーズしていたところに、
バラム先生と鉢合わせした。
バラム)あっ、授業どうでした？
モモノキ)はい！上手くいきました！
バラム)おーすごい！
モモノキ)生徒たちも最後は真剣に授業受けてて本当に良かった…バラム先生や相談にのってくれた先生方のおかげです！
バラム)僕らはただ頼まれただけですけどね…
モモノキ)頼まれたってAさんにですよね？
バラム)いやっ……
ダリ)カルエゴ先生にだよ！
Aさんに呼ばれてきたって言ってたから、
てっきりAさんが筆頭でやっていたのかと思ったら、
突然背後から現れたダリ先生により、真実を知ることになった。
モモノキ)ダッ！？
ダリ)モモノキ先生が困ってたら助けてあげてほしいって！モモノキ先生実力はあるけど経験不足だから相談にのってやってくれって先生みんなにお願いしてたよ！
バラム)も〜自分で直にアドバイスするの苦手なんですよねぇ昔から…しかも、カルエゴくんの1番頼りたくないA先輩にまで頼み事してたんですよ！
ーー
ー
カルエゴ『モモノキ先生の事ですが……相談のるだけではなく色々アドバイスや手助けをしてください。』
ーー
ー
A『バラムくん。貴方も頼まれていると思うので色々端折りますが、私もカルエゴくんに頼まれまして、至急校舎裏に来てくれますか？』
ー
ーー
バラム)って事でね、それで僕はA先輩に呼ばれて名誉挽回のお手伝いをしたんだよ
ダリ)Aさん冷酷で力を貸してくれないって言われてるけど、あのカルエゴ先生の頼みとは言えモモノキ先生の為にって協力したってのも凄い事だよね〜、あっ、これ見てくださいよ
そう言ってダリ先生が渡してきたのは、一冊のノート。
そこには…
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
