224話 ページ24
ーA視点ー
それから、私達は他の教師方から沢山のアドバイスを貰い……
モモノキ)Aさん、授業内容の相談なのですが……
A)拝見します。……ふむ、良い案ですね。貴方の特技を活かしてるうえに、彼らは普段の行いが如何に甘えていたのか示せる案です。後は悪魔であり教師としての貴方の度胸次第ですね。
モモノキ)はいっ！
A)貴方なら大丈夫です。さぁ、名誉挽回っ！カルエゴくんを驚かせ下に見てやりましょう！
モモノキ)はいっ！はぃ？(今、カルエゴ先生を下に見てやりましょうって言った？)
in学校裏、草原
生徒1)なんで今日の授業外なの？
生徒2)魔術基礎だよね？
生徒3)だるぅ〜
と、騒ぐ生徒達の前に、
カチューシャをはめ、気合を入れたモモノキ先生が立つ
私は見守りのため離れて見ています。
モモノキ)皆さん揃ってますね
生徒)モモノキ先生…！
モモノキ)本日はこれまでの授業の総括として
生徒)実戦っ！？
モモノキ)今から私が魔術を放つので各々
そう言うとモモノキ先生は、
今まで真面目に授業を受けていた子達は、
サボっていた子達は身を守る事ができず、
その場で屈み込み、何ですかこんなの危なすぎ！と
声を揃えて叫んだ。
モモノキ)課題よ。防御魔術、保護について問題集とレポートを提出、先日課題で出したばかりでしょう？
生徒)そっそれでも、急すぎる…
モモノキ)そんなことはないわ。授業でもその重要性と発動のコツについて話しています。魔力量にかかわらず知識さえあれば使える魔術よ。そもそも、なぜ私が保護を教えたと思うの？貴方たちがこれから魔界ででくわすかもしれない突然の危機から身を守るためよ。私はバビルスの教師として生徒たちの成長に全力を尽くす責務があるの。次はフレイムを放ちます。炎を防ぐ保護魔術についても教えたはずですよ。水、雷、煙、重力、打撃、破裂、色んな術を防ぐ保護を学びましょう
そう言ったモモノキ先生の表情は強く、
そして、悪魔らしい愉しそうな笑みを浮かべた。
草原では生徒の叫び声が響く。
A)ふむ、良い顔付きだ。さて、私は………
遠くから見守っていた私は、
ポケットからス魔ホを出すと大量の通知に顔を歪ませその場を立ち去った。
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
