220話 ページ20
モモノキ)課題、集めてきました！
そう言って渡すと、ﾊﾟﾗｯと課題の中を見るカルエゴ先生。
一通り見終わると、これで全部ですか？と確認され、
はい！と答えると、わかりましたの一言。
わかりましただけって……
せめて、お疲れ様でしたとかご苦労様でしたとか……
なんて、文句を心の中で呟いていると、
モモノキ先生と呼ばれ、心臓がビクッと跳ね上がる
モモノキ)ひゃい！
カルエゴ)ノルマをこなすだけが教師の仕事ではないですよ
ーA視点ー
職員室へ行くと、厳しく指導するカルエゴくんと、
指導されモンモンとしながら職員室を出るモモノキ先生を見て、私は用件を伝えにカルエゴくんの背後に立った。
A)本当、真面目ですねカルエゴくんは
カルエゴ)ーっ！？まっ…たお前は突然来るなっ！！
A)失礼しますと言って入りましたよ。聞いていなかったお前が悪い
カルエゴ)今度は何の用だっ！
A)あぁ、実はですね……
そう言うとヒョコっと私の後ろから顔を覗かせ用件を伝えたのは……
オペラ)新任教師の報告を行なってほしいと理事長から伝言です
カルエゴ)オッペラ…先輩…
オペラ)はい。オペラ先輩です。
A)カルエゴくんって私の事名前で呼んでくれませんよね、何故です？照れてるからですか？
カルエゴ)お前はお前だっ！呼ぶ時は呼んでいるだろう！てか、何故オペラ先輩がココに！
オペラ)Aが何度もカルエゴくんに会っているのが腹立つので
カルエゴ)意味が分からん！
A)本当に何故オペラが居るのか………それで、新任の事まとめて提出お願いしますね。なるべく早めで
そう伝え終え、私はオペラを連れて職員室を出ようとした。が、出る前にカルエゴくんに引き止められた。
カルエゴ)A先輩……お前に言うのは癪だが１つ頼まれてはくれませんか？
A)貴方が頼み事とは珍しい……で、頼み事とは？
カルエゴ)＿＿＿＿＿ください
A)…ﾌｯ…良いでしょう
カルエゴくんの頼み事を聞いて待っていたオペラの元へ行く。
A)オペラ、私は寄るところがありますので、先に行っててください。
オペラ)私も共に……
A)私1人で十分です。貴方は貴方の仕事をしていてください。
そう言うと、オペラは少し悲しそうに仕事しに行った。
さて、私は………
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
