218話 ページ18
カルエゴ)やり直し
モモノキ)はいっ
カルエゴ)授業の企画案も練り直しです
モモノキ)はいっ
カルエゴ)これは明日までに目を通して
モモノキ)はいっ
新人の教育のため、指示を出すカルエゴを見る
ダリ先生とスージー先生。
ダリ)しごかれてるな〜モモノキ先生
スージー)厳しいですからね〜カルエゴ先生
ダリ)でも、そんなカルエゴ先生はあのヒトには弱いんだよね〜
モモノキ)あのヒト？
私は2人の会話を聞いて質問をした。
すると、私と同じく話を聞いていたカルエゴ先生は
眉間にシワを寄せ嫌そうな顔をする。
ダリ)カルエゴ先生の先輩にあたる方なんだけどね、そのヒトは理事長のSDをしてて……
カルエゴ)ダリ先生、余計な話はしなくて……
明らかに不機嫌な顔をしたカルエゴ先生の言葉を遮るように、透き通った綺麗な声が響いた。
A)おや、余計とは失礼ですね。カルエゴくん
カルエゴ)ーっぐっ、なっ！何故居る！！
A)サリバン様のSDですので、居てもおかしくはないでしょう？それに、新任の先生の様子を見るよう頼まれましてね。
声の主に目を向けると、
そこには、グレーの髪に猫耳の無表情だけど綺麗な女性が居た。
その女性はカルエゴ先生に詰め寄り、
厳しいと言われているカルエゴ先生が一歩、また一歩と後退り押されているのを見て、
この方がカルエゴ先生の先輩なのかと理解する。
先輩…‥と言うのは、教師としての先輩なのだろうか？
挨拶はした方がいいよね！
理事長のSDって言ってたし！
そう思い意を決して口を開いた。
モモノキ)あ、あのっ！
A)あぁ、もしや、貴方が新任のモモノキ先生ですね
モモノキ)はいっ！モラクス・モモノキです！
A)私、サリバン様のSDをしております。Aです。たまに
モモノキ)はいっ！
サラッと理事長をアホ呼びしていた気がしたけど‥
チラッと周りを見ると、
皆顔を青くし目を逸らしているので、
触れないでおくことにした。
A)あっそうそう。カルエゴくんにセクハラされたり意地悪されたら言ってくださいね。シメときますので
カルエゴ)おいっ！ヒトを変態のように言うなっ！そんな事はしないからなっ！聞いてるのか！！
A)先輩に対して口がなってませんね。シメるぞ
カルエゴ)後輩に対する優しさがないやつが言うなっ！
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
