男勝りな少女は救世主になる【爺世代編】 (ページ14)

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赤いトランクページ14

トム「ちょっと待て、僕も女子寮に入るのか？」

『え？当たり前じゃないか
私の部屋は女子寮にあるからね

何か問題でもあるのかい？』

トム「バレたらやばいことになりそうだけど...」

『安心したまえ笑
私の部屋は一人部屋だよ
バルコニー着きのね』

リドルは渋々私の部屋に入り
目くらまし術を解き

誰も入ってこないだろうが
一応杖を振り鍵をかける

そしてトランクを床に置き
パタッと開け私は中に入る

リドルが一向に入ってこないので
トランクから顔を出し
”リドルも入ってきて”と言うと

リドルはトランクの中に入る

トランクの中の
ものはまだ少ないが
ある程度の家具は揃っている

次の長期休みで
ダイアゴン横丁やノクターン横丁で
薬草や魔法動物の卵とか
色々なものを揃えようとおもっている

『おまたせナギニ
長い間、未知の旅に出ていて疲れただろう？

食べ物は...
ナギニもあまり
グロテスクなものは食べたくないだろう

そうだ、ささみが良いかもしれないね
ちょっと待ってて、確か...こっちに...
あぁ、あった

ささみと...あと何かあったかな？
あ、この間、魔法薬学で作った
ウィゲンウェルド薬があったはず...

あぁ、これだ
あと水分補給もしなくちゃね』

と小皿に”アグアメンティ”と唱え
杖先から水を出し

それをナギニの目の前に置き
別の皿にささみを乗せて
それもナギニの前に置くと

ナギニはそれをガブッと
食べ始め、水もちょこちょこ飲んだ

リドルの方を見ると
少し眠たそうにしていた

『すまないリドル
眠たいだろう？

今日はもう戻るかい？』

トム「いや、まだいいよ
それより紅茶か何かある？少し喉が乾いた」

『あぁ紅茶ならあるよ
今入れるね』

”アクシオ”と唱え
ティーポットとアールグレイのパックを引き寄せ
同時にティーカップとソーサーを2人分
引き寄せて
アグアメンティとインセンディオを応用し
湯を沸かし紅茶をいれる

また”アクシオ”で自分の部屋から
ショコラクッキーを
引き寄せ皿に乗せて
紅茶と一緒に机に置く

『座ってどうぞ
アールグレイと
ピスタチオのショコラクッキーです』

トム「クッキーまでくれるのか
ありがとう、じっくり食べるよ」

『どういたしまして笑
さて、そろそろナギニも食べ終えた頃だろう
この回復薬のウィゲンウェルド薬を飲むといい
元気が出るよ』

と先程飲水が入っていた小皿に
ウィゲンウェルド薬を注ぐ

ナギニはそれを飲み始めた

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