男勝りな少女は救世主になる【爺世代編】 (ページ13)

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パーセルマウスページ13

『ちょっと待って
リドルって蛇と喋れるの？』

リドル「あぁ、
魔法使いや魔女はみんな喋れるだろう？」

『いや！喋れないよ！？
私は意味だけ分かるけど！

蛇語を喋れるのは
サラザール・スリザリンの継承者だけ

本で読んだ事があるよ』

リドル「そうだったのか」ﾆﾀｧ

『マールヴォロ...スリザリンに...蛇語...

もしかしてリドルは
サラザール・スリザリンの子孫...

そうすれば全ての辻褄が合う

あ、そう言えばこの蛇どうやってここに来たんだろう』

ナギニ《私の名前はナギニ
血の呪いで人間に戻れなくなったの

元々人間だから貴女が
何を言っているのか分かる》

『なるほど、あっ！
ねぇリドル、ナギニを私達で保護しないかい？』

トム「なるほど蛇語を理解出来る僕らで
彼女を保護するという事か、いい案だ」

トム《ナギニ、君はどうしたい
君の意思に任せる》

ナギニ《私は...
久しぶりに人と話せて嬉しかった
また貴女方と話したい》

『そうか、ではこうしよう
消灯時間になったら
私とリドルが城から抜け出し
またここで落ち合い、ナギニを保護する

生憎、拡大呪文をかけてある
トランクを持って来ていなくてね』

リドル「そうだな、それなら
ナギニを城に入れたこともバレない」

ナギニ《あの、一つだけ》

『どうしたんだい？』

ナギニ《貴女方を信じても、いいですか？》

その言葉に私とリドルは微笑み
”もちろん、信じて”

と返した

それから一旦城に戻り
消灯時間になるまで待つ

消灯時間になり
トランクを持って談話室に行くと
リドルがソファーに腰をかけて待っていた

『行こうか』

トム「あぁ、校則を余り破りたくはないが
ナギニのためだからな」

『そうだね笑
あ、そうだ目くらまし術を使おう』

トム「そうだな、そっちの方が安全だ」

そう言って目くらまし術をかけ
寮から出た

あの禁じられた森の中に入りあの場所に行く
辿り着くとナギニが体を巻いて待っていた
そして目くらまし術を解いた

『遅くなって済まない
このトランクの中に入ってくれ
中に入ると小屋に繋がっている

そこで少しの間待っていてくれ

いいかい？』

するとナギニはシャーっと頷き
トランクの中に入って行く

入ったので
”待っててねー”と言ってトランクを閉じた

また目くらまし術をかけ
城に戻り

寮に入った

するとリドルが
小声で言った

トム「ちょっと待て、僕も女子寮に入るのか？」

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