喧嘩するほど仲がいい【不死川実弥】 (ページ12)

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第拾話ページ12

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その後、数時間は何とか持ち堪えれたものの体力の限

界が来て立てなくなってしまった。

もう無理、と声を上げると師範は舌打ちをしてまた屋

敷に戻って行った。

『師範、少しは手加減というものを学んだらどうです

か？

仮にも私は女性なのですよ。』

実弥｢手加減なんかしたら鬼をぶった斬れねェだろう

が。｣

『そうですけど…

私にばっかこんな重り付けさせて、いいんですか？

いつか貴方よりも強くなってしまいますよ。』

縁側で刀の手入れをしている師範に抹茶とおはぎを持

って行くと、ｱﾞｱﾞ？と言って私を睨んだ。

実弥｢俺はなァ、お前よりつけてんだよォ！！｣

そう言って足首と手首にまで付けている重りを見せつ

けてきた。

実弥｢どうだァ、テメェの倍だぞ！！｣

『手首に付けたら、刀を振った時に痛めてしまいます

よ！！

付けるなら足首だけにしてください！！』

実弥｢痛めねぇし、うるせぇ！！！｣

そう言って私の頭をゴツンと殴った。

『うぎゃっ！！

なんで急に殴るんですか！！』

実弥｢テメェがギャーギャー騒ぐからだろ！！｣

『もう怒りましたっっ！！』

そう言って私は師範の分のおはぎを一口で食べた。

実弥｢おいテメェ、吐き出せェ！！！｣

『んんんんんんんーー！！

(訳)吐き出しませんーー！！』

実弥｢ふざけんじゃねェ、殺すぞォ！！！！｣

そうしてその日は、恐怖の鬼ごっこをしたとさ。

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大正コソコソ噂話

実は桜さん、真面目で優しく、容姿も

優れているので鬼殺隊員や隠の中でも人気らしい

ファンクラブもできているとかいないとか…？

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