北斗くんは気づかない (ページ15)

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慎「あれ？じゅり君ご飯は？」
樹「あー北斗が作ってくれてるんすよ。あと、樹でいいです。」
慎「オッケー樹！北斗君のこともほくとでいい？」
北「いいですよ。はい、これ樹のお弁当ね。」
樹「やったー！今日もうまそう。」
北「じゅりが毎日パンとかむしろ食べないことのほうが多かったんで、僕が作るようになったんです。」
慎「へぇーそうなんだ。」
大「……」
北「大我君？」
大「なあに？」
北「どーかしたの？」
大「いや何でもない。」
樹「あ、そうだ。ほく、頼んでみる？」
北「あーそうだね。」
慎「んー？どうしたの？」
北「二人とも夏休みってさ予定あけれる？」
慎「なにかあるの？」
北「樹のお兄ちゃんがね、お店やっててね、夏休みに海の家でお店をやるんだ。」
樹「で、俺たちで手伝いに行くんだけど、一緒に行かない？」
慎「おーいいねー！サーフィンとかもできるの？」
北「夕方にはいい風が起きるし、波に乗ってる人も多いよ。」
慎「えーー！チョー楽しそう！ねぇ大我も行こうよ。」
大「え…俺泳ぐの嫌いだからな。」
北「大我君いっしょに行けないの？」
慎「そうだった。大我カナヅチだからな。」
樹「ふっ(笑)」
北「エー…悲しいな。」
大「いく。」
慎「え？(笑)」
大「行くよ！うるさいな。」
慎「本当に！(笑)」
北「やったー！」
大、樹(かわいい…)

放課後
大「北斗。一緒に帰ろー！」
樹「ほく、大我迎えに来たよ。」
北「あ、うん。じゅり…」
樹「大丈夫だよ。昨日あいつとの約束破っちゃって、苦しかっただろう。」
北「うん。じゃあ行ってきます。大我君お待たせ。」
大「じゃあ行こうか。樹じゃあね。」
北「大我君どこにいくの？」
大「北斗が好きそうなところ。」