KINGの天才お姫様

あけましておめでとう家族編 ページ13

｢あともう少しで終わる……｣







伶斗 ｢そうだな。おっ、これAの手作りのザッハトルテ？｣







｢うん。｣








伶斗 ｢今さ俺の彼女がさ俺の部屋にいるからこれ持っていくな。｣








｢いたの！？言ってくれればもっとお菓子作ってたのに…｣







伶斗 ｢じゃあ、今すぐつくれ｣









｢わかったよー。でも、彼女紹介して！｣








伶斗 ｢へいへい。あっ、アップルパイ作って｣








｢ほいほい。｣









弟の伶斗は高３で私の一個下。






意地悪な弟だけどちゃんと人に対しての気遣いはできる人。




廉みたいなかんじかな…










今家にいるのは伶斗と伶斗の彼女さんと私だけ。









両親はというと、医者で今日はずっと病院にいるという。








少し寂しいけどしょうがないよねー……









｢今日はたくさんスイーツ作って年明けるもん！！！アップルパイに



シュークリームにガトーショコラ！｣








と、言いながらアップルパイを作っていく。









年明けまであと、30分。







アップルパイははたしてできあがるのでしょうか？笑笑









｢よし、できた！！｣






アップルパイが完成でき、二階に行き伶斗の部屋へと運ぶ。









｢伶斗ーー！｣









と言って思いっきり伶斗の部屋を開けると






伶斗 ｢いきなり開けんなよ！！｣







｢ひっど。あっ、こんにちは。伶斗の彼女さん？｣







？ ｢あっ、はい！そのー、めぐあといいます！｣







｢めぐあちゃんね！可愛い名前だね！今日は泊まってく？｣








めぐあ ｢いいんですか？｣








｢そっちのほうが伶斗いいでしょ？｣






伶斗 ｢何がいいんだよ。でも、外危ねぇーし今日は泊まれば？｣





｢伶斗も言ってるんだし全然いいよ！｣





めぐあ ｢ありがとうございます！！！その、私、Aちゃんのファンです！｣






｢ホント！？｣







めぐあ ｢あっ、はい！Aちゃんぎいつも出てるもの全部見てます！｣







｢ありがとう！！あっ、これアップルパイ。今からスイーツたくさん作るからさ



どれかひとつでも家に持って帰ってよ。｣








めぐあ ｢いいんですか？｣









｢いいよ。私の家では食べ切れる量じゃないからね｣









伶斗 ｢それわかってるくせにな、めっちゃ作るんだぜ｣







｢めっちゃではないけど…｣

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