我が瞳の奥を見よ！【刀剣乱舞】 (ページ2)

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#1「吐精」ページ2

「っゔ、」

『石切さま！』

「…A」

愛ない私たちの愛情でしょうか

ずるずるとしめ縄が体を引きつ”る

『あぁ…ごめんなさい、ごめんなさい』

わたしに、霊力があれば。

〈なら与えてあげよう〉

〈政府が勝手なことを、とは思わないでね？〉

二人の男女の声。

『…っ…人間風情が何をしに…んぐっ？！』

〈あー、拘束完了。にっかり、そっちは？〉

〈君もにっかりだろう。報告するよ〉

わけのわからない

互いをにっかりと呼ぶあたりにっかり青江だろうか。

しかしなぜ、女の声がするのだろうか。

_____

「ど～もど～もぉ、お目覚めですかぁ？神子…巫女さまぁ？」

『…にっかり青江か？』

「え？！あいつと一緒にしないでよね！」

『じゃあ誰なんだ…』

はぁ、とため息をつけばその女は顔をしかめた。

「それじゃあ改めて自己紹介。私の名前は【Elect】。興奮の意味を持っているねぇ。

刀剣としての名前はにっかり黒江。黒、だからね？」

『理解した。しかし、なぜ女子の体を』

「君と一緒の理由だよ。バグさ…イレギュラーな本霊だよ。間違えて顕現されちゃってねえ。

今の主は九十九里(つくもり) 透華。」

『ほー。』

石切さ…神主様は、いつ逢えるんだろう。

_____

「ほんとやばい！！ねぇ聞いて青江、ほんと濡れちゃう！！即イキする！！」

「淫語連発はやめようか。」

「だってあの視線、興味がなさそうなあの顔を見たかい？！そそるなぁ…ふふふ…」

「そろそろキモいよ」