疑問 ページ7
｢で、なんですか。｣
｢まぁまぁそうカッカすんなって。単純に、坂田のオキニの君が気になっただけやねん。｣
｢別に坂田くんのオキニじゃないですよ。｣
人気のない廊下で話す月崎先輩と私。この時間帯はみんな大広間で食事中な上に、ここは生徒会室にしか繋がっていない廊下だから昼間でもほぼほぼ人が通らない。故に私は月崎先輩と本当の意味で2人っきりなのだ。
｢わざわざここまで来る意味ありました？｣
｢いやぁ、俺もできるならあそこで話したかったんだけどなぁ。｣
髪を片手で髪を掻き上げながら、私を見下ろす月崎先輩。もったいぶらないで早く要件を伝えてほしい。
｢どんだけ資料を漁っても、鷲嵜ちゃんのデータが出てこないから浦田くんが不審に思って俺が駆り出されたんよ。で、鷲嵜ちゃん、お前どの分野に長けてるん？｣
｢そんなことですか、回復魔法ですよ。他のはどれも人並みです。｣
間違ったことは何一つ言っていない。私が得意としている魔法分野は回復・治癒魔法だし、攻撃守備補助系の魔法は中々に体力を消費するから好きではない。
｢それだけじゃないんとちゃう？
中等部からの編入は異例中の異例、何かしらの特別な事情がない限り転学なんか出来ひんと思うんやけど？｣
月崎先輩の射るような目に多少たじろぎながらも、目は逸らさずに反論する。
｢そ、れは…｣
｢何、言えない理由でもあるわけ？｣
違う、そうじゃない。そう言いたいのに、月崎先輩の鋭い視線に捕まって動けなくなる。
｢Aのこといじめんといて、志麻くん。｣
｢坂田くん…｣
声のした方を向くと、大広間で睨みつけていたとは思えないほどの笑顔で月崎先輩を見ている坂田くんがいた。
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まにゅ(プロフ) - 暁さん» 嬉しいですありがとうございます(T_T)期待に添えるよう頑張ります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白いです！！無理なさらずに頑張ってください！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張りますね(^ ^) (2019年4月8日 8時) (レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです！最高です!!魔法研究気になります！亀さんでもいいので頑張ってください! (2019年4月7日 21時) (レス) id: fdd942ce22 (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 志麻セン寄りの箱推しさん» ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2019年4月7日 15時) (レス) id: 00588a474f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まにゅ | 作成日時：2019年3月18日 10時
