３３８話：嫌がらせ ページ24
貴方「…私、烏天狗も助けたいけど、アナタも助けたいの。どうすれば良い？」
烏天狗『俺を愛してくれればそれで良い…』
貴方「愛する…？」
烏天狗『俺はコイツの多くの感情を知っている。その中でもコイツは、愛される事を知らない…。俺がその愛される心になり、コイツの身体へ戻ると誓おう。』
貴方「どうすれば、愛されてるって感じるの…？」
烏天狗『簡単な事だ…。好きだと…愛していると、そう言ってくれさえすれば良い。』
貴方「……」
初めて出会ったあの日から
月日を重ねる毎に募っていったこの想いは…
愛、なんだね＿＿＿＿＿。
勿論、個人個人で愛の重さも
その意味も違ってくる。
家族愛、同性愛、異性愛、隣人愛……
私がまだ知らない愛も沢山あるんだろう。
烏天狗の欲しているものがどれかを
わかっていながら、こういう事を言うのは
幾分気が引けるけど
それで“烏天狗”が喜んでくれるなら…。
私は顔を真っ赤にしながら、俯いて
手にギュッと力を入れた。
貴方「っ…あ、あの…」
烏天狗「うん…？」
貴方「好き……だよ…、烏天狗っ…」
烏天狗「えっ…？」
貴方「えっ…？」
何だか変な感じがする。
そう思って顔を上げると
不思議そうに、でも少し顔を赤らめて
私を見る烏天狗の姿があった。
烏天狗「え、あの…Aっ、えっと…今のはどういう………」
貴方「あんの馬鹿ぁぁぁぁぁぁ！！！！」
烏天狗「っ！？」
怨念の烏天狗が
最後の最後で嫌がらせをしてきたのだった。
瘴気の消えた空は
綺麗な秋晴れが顔を出していた。
『ははっ。コイツはもう愛される心を知っているよ。お前が教えてくれたんだから、A。』
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タピタピ - ふぁぁぁぁぁぁ......これからも頑張って下さい....! (2020年1月17日 18時) (
レス) id: ce0225beb5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちん(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！！！ヽ(*´∀｀)ノ楽しみにしてます！ (2019年11月19日 14時) (レス) id: 5fc00616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年11月19日 6時
