命令３−１ ページ6
【0:00/王様/命令３/本文:王様の命令は絶対です。命令は24時間以内に行ってください。命令を無視した場合罰が与えられます。途中棄権は認められません。16番牛島若利、18番白布賢二郎。２人の家の前に投票箱を設置した。それぞれ２人のどちらかに投票をしろ。投票しない者は罰を与える。投票で負けた者は罰が与えられる。】
必ずどちらかが罰を受ける…
そもそも罰が何なのかがわからない。
俺はどちらに入れればいい？
チラッ…
昨日の昼に見つけた『王様ゲーム参加者リスト』
名前の横には各自のメールアドレスが書いてある。
すると、メールが届いた。
【6:42/白布賢二郎/本文:王様ゲームの投票で俺に票を入れないでください。皆さん牛島さんに入れて欲しいです。お願いします。】
コイツ、牛島のために自分を犠牲にする気か…
犠牲っつったって罰なんてないかもしれないし、まぁ、大丈夫か。
俺は牛島の家の前に行った。
牛島が家の前に立っていた。
「岩泉か…すまないが白布の所に行ってはくれないか？」
「は？俺はその白布に牛島に票を入れるように言われたんで、こっちに入れるわ。」
俺は投票箱に投票用紙を入れた。
「お前…」
「白布が入れろって言ったんだ。しょうがねぇだろ…」
「………」
俺は牛島の家を後にした。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―
白布side
俺と牛島さんで投票？
負けた方には罰か…
こんなの俺が負けるしかない。牛島さんに罰を受けさせるわけにはいかない。
俺は迷わず全員にメールを送った。
これでよし…と。
【17:05/王様/命令確認。本文:18番白布賢二郎に首吊りの罰を与える。】
え、首吊り…？
まぁ、でもそんなことするわけないし。
いいや。
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作者名：くめっち。 | 作成日時：2017年1月10日 22時
