正反対な幼馴染

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涼said

1日かけてやっとテストが終わり、瑞稀たちは生徒会に行ったから教室で寝てた。

ちなみに優斗は部活の友達と帰ってったよ。



那須「橋本くん！！ちょっと来てくれる？」

「え？なんかあったの？」

那須「ちょっとね。お願いがあるというか…。」

「暇だし別にいいよ。」

那須「ありがとう。じゃあ行こっか。」

「おう。」



なんだかわからないけど那須に呼ばれたから一緒に生徒会室へ。

俺が呼ばれるってなんでだろう？

俺が何かしたか、瑞稀に何かあったかの二択だと思うんだけど…



そんなこんなで生徒会室に着くと、生徒会のメンバーと作間？

そしてふてくされた生徒会長瑞稀。



「え？なんで瑞稀ふてくされてるの？」

浮所「いろいろあってね。」

那須「朝話してたあれだよ。結局ヒロイン役決定！」

「あ〜、なるほど。」

作間「会長がヒロイン役なんですか？」

猪狩「代々生徒会の劇は生徒会長がヒロイン役をすることになってるんだって。」

作間「へ〜。」



通りで瑞稀がふてくされてるわけだわ。

ずっとやりたくないって言ってたけど、なっちゃったんだ笑。

でもなんで俺がここに呼ばれたんだろう？



「ね〜ね〜、それで俺はなんで呼ばれたの？」

作間「俺も〜。」

那須「簡潔に説明すると、劇に出て欲しいんだよね。」

「え？俺が？」

那須「橋本くんは女子生徒にも人気があるし、幼馴染の瑞稀くんの相手役にはぴったりだと思って。」

「俺生徒会じゃないけどいいの？」

那須「いいのいいの。」

作間「俺は？」

猪狩「俺の相手役。」

作間「え？蒼弥も女の子役なの？」

瑞稀「いいでしょ別に。そこは現実でも付き合ってるんだから。」

作間「まあ、俺は問題ないけど。」

猪狩「俺だってやりたくてやるわけじゃないんだからね。」

「瑞稀がやれって言ったんでしょ笑。」

猪狩「正解。」

浮所「俺と那須は普通に友達役として出る予定だから、みんなで頑張ろうね。」




そんなこんなで俺も生徒会の劇に出ることになっちゃった。

瑞稀がヒロインでその相手役ってことは俺って結構いい役なんじゃね笑。



瑞稀「劇の練習は来週からするから放課後は空けておいてね。特にはしもっちゃん。」

「なんで俺！？」

瑞稀「女の子と約束を入れないように。」

「入れないよ。瑞稀との約束があるときに入れたことないでしょ？」

瑞稀「ないけど一応ね。」

那須「2人って付き合ってるみたいな会話するよね。」

浮所・作間「確かに…。」

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