＊救出作戦 ページ11
シャオ「よし成功！ゾムと俺が惹き付けとくからひとらんとトントンはA探して！」
トン/ひと「「了解」」
それらしき地下への昇降機を見つけ、入り口から侵入した四人は2:2で別れ作戦を決行した。
ひと「トントン、更に二手に分かれよう！ここ雑魚ばっかだ！」
トン「みたいやな。よし、見つけたら連絡な！」
この科学力は属国にしたシロの国か？だとしたら屈強な兵士がいなくて当然だ。しかしまだ残党がいたとは…迂闊だった。
唇を噛みながらトントンは地を蹴った。
反対方向に進むひとらんらんは注意深く様子を伺い、倒した研究者や兵士に居場所を聞いた。そしてどうやらトントンとは反対側のこちらの方らしい事を突き止め、無線で伝える。
ひと「トントン、こっちの部屋にいるみたい。俺先に見つけとくからトントンも早く来て！」
トン『わかった！すぐそっち向かう』
ブツリと音を立てて無線が切れた。ひとらんらんは研究者に吐かせた情報を元にAを探し、とうとうそれらしい場所に辿り着く。
ひと「ここか…！」
しかし、扉にはロックが掛かっており開けることが出来ない。チッと舌打ちし、彼は目一杯足に力を込めて、思い切りドアを蹴り飛ばす。
ドガァァン！！
ひと「A！！」
駆け込んだ先に、壁から伸びる鎖に手と足を繋がれたAの姿が見えた。慌てて彼に駆け寄り肩を揺する。
ひと「A！A！大丈夫！？」
A「…ぅ、…？」
ぐったりと顔を上げたAをみて息が止まる。
ひと「右、目が…どうしたの、それ、」
彼の右目があった場所はぽっかりと黒く穴が開いており、周りは赤く爛れ、なんとも痛々しい。
A「ひっ、あ…し、しろ、いや、や、やだ、ッ！来ないで…っ！！」
ひと「A！？だ、大丈夫、大丈夫だから…」
俺を見て急に怯え出したAを落ち着かせようと手を伸ばすも振り払われ、しきりに嫌だ、怖い、しろ、と繰り返す彼の言葉を反芻した。
しろ。白、という事はもしかして…俺の服装が悪い？
試しに白の軍服を脱ぎ、その下の白いカッターシャツも脱いで黒のインナーだけになる。
ひと「A、俺だよ。ひとらんらん。わかる？」
震えて浅い呼吸を繰り返すAの肩を優しく叩きながら問いかける。
A「……ひと、らんら…？」
ひと「そう。待っててね、今鎖切るから。」
刀で鎖を切ると、細い彼を抱き上げ部屋から走り出る。腕の中の彼は小刻みに震えており、あまりに弱々しかった。
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天の声 - 終わった…の…か？…(¬_¬) (2019年3月8日 0時) (
レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 終わり…ですか？？ (2019年1月6日 18時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 初コメ失礼します！高機能のうさぎ……天国編に出てきたうさぎかと思いましたw (2018年3月1日 21時) (レス) id: 0e94862c9b (このIDを非表示/違反報告)
てっさん(プロフ) - イメ画とても素敵です…色合いから何から何までどストライクで好きです…初コメ失礼致しましたっ (2018年1月17日 0時) (レス) id: c960d35a04 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - ninaさん» そう言って頂けて嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2018年1月15日 20時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2017年12月23日 8時
