＊マーカー ページ27
“我々”に入って早一ヶ月半あまりが過ぎた。色んなことがあったなぁ…。初めて敵国への作戦を行ったり、国内のテロリストの鎮圧に加勢したり。書類仕事も基礎的な事は覚えた。軍に加入して早々総統が死にかけたのには心底勘弁してほしいと思ったけれど、でもその代わり、生まれて初めて誰かを失うことは恐ろしいことなのだということを知ることも出来たし、自分の好きなものもなんとなく見つかった。…まぁ、相変わらずのニンゲン嫌いは治らないままなんですけどね。
今は昼休み。どうしたもんか、と娯楽室のソファに寝そべりながら腕組みをした。
ゾム「なんか考え事？」
A「んにゅっ」
突然なんの物音もさせずにソファの影からシュッと顔を覗かせるもんで、思わず変な声が出る。こういうのを神出鬼没って言うんだよなぁ…。
A「ぞっ、ゾムかよ！死ぬかと思った…」
ゾム「死ねへんやんw」
A「テヘッ☆」
そして変わったことがもう一つ。
この人たちの仲が良くも身内に厳しい特性のおかげか自分の体質に対して以前よりだいぶ開き直れるようになった。まあ、やっぱり他と違うってのは気になるけれど、「不死身だって立派な個性やん。別にそんな負い目感じんでええと思うで？」と言ってくれた大天使の言葉を思い出す度、心の中が軽くなるから平気なのだ。
A「色々あったけどもう二ヶ月経つんだなぁって。」
ゾム「ふんふん…っふふ、あの時は楽しかったな」
A「二人で偵察しにいったとき？」
ゾム「そそw敵国側にバレた時なんのためらいも無く消そうぜとか言い出すからさ、素質あるわ〜って思ったの覚えてるわw」
A「ゾムこそめっちゃ悪い顔で突撃ィ！つって笑ってたじゃん？結局あっちの反乱軍の仕業ってことで収まったからラッキーだったけどさw」
その後敵国の基地を二人だけで半壊状態にし、偵察ならぬ偵殺(もはや破壊工作)をなしとげたゾムとAの二人は、我々軍基地内でマーダー&バーサーカー、略して“マーカー”と名付けられた。
しばらく娯楽室で冗談を言い合いながら笑っていると、娯楽室のドアからまだ頬にガーゼを当てたままのグルッペンとひとらんらんが顔を出した。
グル「お、二人とも丁度良い所にお揃いで。上からの仕事だ、総統室に来たまえ！」
やけに機嫌が良さそうに言うグルッペンに若干の不安を覚えたが後ろにつくひとらんがそれに同意するように頷くので、ゾムと顔を見合わせた後二人に続き総統室に向かった。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて？いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (
レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました！ありがとうございます！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 18時
