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5話-過去編- ページ7

-銀時side-

それから四週間ぐらいたった。星山さんが突然倒れた...俺は直ぐにナースコールを押した


「大丈夫ですか?!星山さん!」


「……」


医師が何を聞いても答えないし目を開けない医師がもう諦めたという顔で病室を出て行った


「…大丈夫ですか?」


「……」


やっぱり目を開けない…


「…ふふふ…びっくりした?坂田さん?」


「星山さん!」


「私ね…もうすぐ死んじゃうみたいなんだ」


まさか…そんなこと


「そんなことは「ある」…」


「だからね。私の最後のお願い聞いてくれる?」


「…はい」


「私…前に娘がいるって言ったじゃない…」


ああ…確か名前は


「Aちゃんですよね?」


「うん…そう。あの子私がいなくなっちゃたら1人になっちゃうの…まだ親らしいこともしてないのにね…」


"それはしかたない"そう言おうと思ったけど言えなかった…


「それにあの子は知らないけど私と同じ病気を患ってるの…だから坂田さんにあの子のこと任せてもいい?」


「もちろんですよ!」


「…私たち会ったばかりなのにごめんなさいね。最後まで駄目な母親で…でも坂田さんになら安心して任せることができるわ…」


「いいえ…会って三週間も経ってますよ。それに俺は万事屋銀ちゃんですよ!なんでもします」


「そうね…じゃあ...あ...とは...お...ね...が...い」


そう言い最後にいつもの笑みを浮かべると眠りについた



『おかあさーーーん!!』


すると泣きながら1人の女の子が病室に入って来た。こいつが……Aか…


「…これからよろしくな…」


俺の呟いた言葉は聞こえなかったらしくてまだAは泣き続けている


...今日からしっかり母親の分まで守らねーとな。…そんなことを俺は考えていた

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睡蓮 - ヤバい。銀さんイケメンだ!続きが気になります! (2017年9月24日 13時) (レス) id: 68b1023c43 (このIDを非表示/違反報告)
さくさくぱんだぁ(プロフ) - めっちゃ好きです…!!更新頑張ってください!! (2017年8月26日 13時) (レス) id: fa65b62271 (このIDを非表示/違反報告)
紅祢猫(プロフ) - すごく面白かったです!即お気に入りしちゃいました (2017年8月11日 19時) (レス) id: 1e34174988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミカ | 作成日時:2017年8月10日 10時

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