5話-沖田-side ページ5
-沖田side-
Aが辻斬りが出ることを心配していたから一緒に帰ってやることになった
にしてもAにお願いされた時の土方の顔はマジで面白かった
「土方さーん!残念でしたねィ!Aに振られてかわいそうに」
「まだ振られてねー!」
土方クソヤローはAのこととなるとムキになる。それを言うのが面白い
「俺がAのハートをがっちり掴んでくんので土方さんはそこでゆっくり待っててくだせィ」
せいぜい指をくわえて待ってればいい。
俺がAと会ったのは数ヶ月前だった
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その日も見廻りをサボろうといい場所を探していた。
時間はもう3時になりそうだった。
「団子でも食おうかな…」
俺はいい団子屋を探していたそんな時に見つけたのがこの"浜崎屋"最初はなんとなく近くにあったから入っただけだった
「いらっしゃいませ!」
店に入ると娘が1人出て来た。それがAだった
「何にしますか?おすすめはみたらしですよ!あーでもでも三色団子も美味しいです !でも…よもぎも捨てがたい…」
最初あいつを見た時俺はバカだと思った。団子についてまじまじと語る団子バカだと
「へー沖田さんって言うんですね!真選組ですか!かっこいいですね!」
俺は驚いた。いつも真選組と言うと幕府の犬とか税金ドロボーだとか言われていた
「なんでかっこいいって思うんですかィ?」
興味本意で聞いてみた
「だって命をかけて何かを守る真っ直ぐな人。そんな人ってめちゃくちゃかっこいいじゃないですか!」
こいつ……
「また来まさァ」
それからというもの俺は毎日この団子屋にサボりに来た
「どーせ俺が来ない間寂しかったんだろ?」
「べ、別に寂しくなんかなかったです」
「本当ですかィ?」
「ほ…本当です!」
「ふ〜ん」
こいつをいじるのが面白かったから…
「沖田さん!今日も仕事頑張ってくださいね!」
ツンデレだと思ったら急に真面目な顔になったら目が離せなかった。
「…Aって俺のことどう思ってるんですかィ?」
「…ちょっと意地悪な近所のお兄ちゃん?」
ちょっと意地悪な近所のお兄ちゃんって……
「…俺はお前のこと好きでさァ…」
「はい?何か言いましたか?」
「…なんでもねェ」
そんときは照れてちゃんと言えなかったけど今度はちゃんと言おうと思った
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美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます! (2017年8月7日 12時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミカ | 作成日時:2017年7月31日 23時