だって彼は… ページ12
＿Side A
次の日の朝、寝ぼけてバブってるマイキーを
叩き起こして……今に至るのですけど。
なんか、武道くんも居る。…考えること一緒か。
武「黒川イザナ…何者なんだ…」
エ「…ウチのお兄ちゃん」
ド「へ？」
『……………。』
うわー…マジ？
マホロのニヤける顔が思い浮かぶ…最悪だ。
名探偵マホロちゃんさっすが〜！とか言って
調子乗ってんのが目に見える…
言いたくねぇ…死ぬほど報告したくねぇ…
マ「何が？」
エ「だからウチのお兄ちゃんだよ黒川イザナ」
「「へ？」」
『…バカばっか』
エ「ちょっとー！！マイキーには話したよ！
マイキーにとっても異母兄弟なんだからね！」
『このクソポンコツが…』
エ「エマの旧姓は黒川で
そっちにもお兄ちゃんがいるって！」
マ「…え？そうだっけ？」
これでなんとなくは分かった。
マイキーがイザナを信頼していた理由…。
『イザナくんってどんな人だった？』
エ「んー、さすがにあんまり覚えてないかなぁ
3歳までしか一緒にいなかったから」
『そうだよねー』
エ「……あっ、でも真兄と仲良かったみたいだよ」
『！！』
その後、真ちゃんの遺品を整理してたら
出てきたという手紙を見せてくれた。
日常的な会話をしているものもあれば…
ド「拝啓真一郎様
最近ずっと頭が痛い、苦しい
きっとアイツのせいだ。
万次郎の話しはもうしないで」
マイキーは、その手紙を見て
部屋を出て行ってしまった。
『……………。』
ド「…黒川イザナは幼くして家族に捨てられた
そして初めて自分を訪ねてきてくれた
真一郎くんっていう家族…
それが、コイツの唯一の支えだったとしたら
マイキーをどう思うんだろう？」
それだけじゃないと思う。
単純なことだ。
本当にエマとイザナくんに血の繋がりがあるのなら
彼も佐野家に連れてこられたはずだ。
それがないってことは…
マホロの勘も当たってはいるけど
厳密に言えばハズレだ。
だって彼は…
きっと誰とも血の繋がりがないのだから。
真ちゃんは、それも分かった上で会いに行ったのかな？
だとしたら、その現実を知った時の彼は
どれほど傷ついたんだろうか…。
＊
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bloodyrose77(プロフ) - コメント失礼致します本誌がまだ連載中の頃茜雫さんの作品で情緒を保つことができました！茜雫さんの書く若くんと蘭ちゃんだいすきです！本誌はああいった形で終わりましたが、茜雫さんの書く東リべをこれからも読みたいです！素敵な沢山の作品ありがとうございました (2022年12月16日 0時) (
レス) id: de4ca882b4 (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - YUMiさん» ありがとうございます！6人もいるので超特急で書き上げたいと思います（笑） (2022年10月9日 20時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - 木の葉さん» マイキーのオチでは沢山絡ませますから、そちらも楽しみにしていただければと思います☺️ (2022年10月9日 20時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - 永瀬チャンさん» 最近本誌で蘭ちゃんロスってますが、蘭ちゃん愛が私も収まりません（笑）愛が溢れすぎて蘭ちゃんを可愛くしちゃってますw (2022年10月9日 20時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - 夏蜜柑さん» 6人分のオチを書いていくので、そちらも是非見ていただければと思います😊 (2022年10月9日 20時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜雫
| 作成日時：2022年9月14日 5時
