溺れるほど愛して ページ47
_Side A
________2017年8月10日
『あらま……蘭ちゃん怒ってる?』
蘭「コレが喜んでるように見えるわけ?」
見晴らしのいい高層マンションの最上階
大きなベッドに私を押し倒しご乱心な蘭ちゃん。
凛「お嬢…
蘭「あぁ?今取り込み中なんだよ」
『いいよ、凛スマホかして』
蘭「は?俺の前で男と話そうとか思ってんの?」
『らーんちゃん、しっ!』
彼の口元に人差し指を持っていけば
思ったより簡単に大人しくしてくれた。
『もしもしマイキー?どうしたの?』
マ《………声…聞きたかっただけ》
『眠れない?』
ここ最近のマイキーは以前にも増して
私への執着がすごい。
私の声を聞かないと眠れないほどに。
マ《………会いたい》
『可愛すぎて今すぐ行ってあげたいんだけど……んっ…』
私の言葉に蘭ちゃんは更にご乱心なご様子で…
噛み付くように私の首筋に顔を埋めた。
マ《A…?》
『今仕事でそっちにいないの。明日には帰るから
明日の夜でもいいかな?』
マ《わかった…》
『ちゃんと寝てね?
心配で私…仕事ほっぽりだしちゃいそう』
マ《仕事なんかやめて…俺といればいいのに…》
『Aちゃん甘やかしちゃダメだぞ〜(笑)』
マ《うん。。。じゃあ…おやすみ》
『おやすみマイキー……大好きだよ』
電話が切れたことを確認して目線を上げれば
さっきよりもひどく怒っている蘭ちゃん…
これは…朝までコースだなー……。
蘭「この状況でよくもまぁ大好きなんて言えんな」
『本当のことだもん』
蘭「チッ…」
怒りに身を任せて私にキスをする彼は
何とも形容し難いほどの色気を放っていた。
蘭「へーきで嘘つく悪いお口はコレでちゅか〜?」
『嘘?そんなものついた?』
蘭「六本木のど真ん中に居んだろ今」
『誰も県外に出てるなんて言ってないも〜ん』
武道くん…今回の私は、前にも増して
クソ女みたいです。
『ねぇ蘭ちゃん』
蘭「あ?」
『私達何回人生やり直しても出会っちゃうんだよね』
蘭「はぁ?」
『だから、蘭ちゃんはトクベツ…』
彼の首に腕を回し、形のいいその唇を奪った。
『……愛してるよ』
蘭「…!!」
こうやって私に惑わされる貴方達が
たまらなく愛おしい。
*
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茜雫(プロフ) - al8056さん» ご指摘ありがとうございます。東リベキャラ全部予測変換に出てきたので、そのまま書いてました…。今書き直しました。 (2021年12月8日 13時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 龍宮寺堅ですよ (2021年12月8日 12時) (レス) @page8 id: f13cfc1e4e (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - 桜峰瑠璃さん» ありがとうございます!こんなキャ崩壊の作品を見ていただけて嬉しいです(笑) (2021年12月2日 17時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
桜峰瑠璃(プロフ) - めっちゃ好き!!!がんばってください、応援してまーす!! (2021年12月2日 9時) (レス) @page14 id: 643076eff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜雫 | 作成日時:2021年11月30日 11時