ままごと。3

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声のした方へ振り向くと、

爽やかな雰囲気の男の人が私と翔くんに笑顔を向け

近付いてくる。



んーと。えーっと。

私、この人の事、知ってるような…。





あっ！！




「 岩ちゃんっ！ 」





岩 「 えー？ 俺の事知っててくれてるの？

嬉しいー！！ 」



わぁぁ。本物だぁ。

その笑顔、吸い込まれそうです。



でも。。いつから見てたんだろう。


岩ちゃんに挨拶をしながら、

さり気なく翔くんから離れようとしたけれど。

解放するつもりがないのか、翔くんは私の腰に腕を回したまま舌打ち。



翔 「 岩ちゃん、タイミング悪いんだよ。

いいところで邪魔しやがって。」




岩 「 いやー。 みんなが噂してるAちゃんが

どんな子か会ってみたくてさぁ。

近くまで来たついでに、来ちゃった♡

陽向もいるんでしょ？？ 」




翔「 ああ。そろそろ起きる頃だろ。 」




翔くんは陽向のいる部屋がある方向に顔を向けニコリ。

いつも陽向を見つめる時の目尻ゆるゆるの顔になると、私を解放。



岩 「 じゃあお邪魔しちゃうー！ 」





岩ちゃんを案内するように、玄関へと向かって行く。




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