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3.4日目 ページ4

その次の日も僕は見舞いに行った



また次の日にはもう山口は退院していて、口実がなくなったけど僕は皇さんに会いに行った




今まで山口が仲介役をしていてくれた事もあり


それなりに話せるようになった









月「お邪魔しまーす」


「どうぞ、


……あれ?月島君…?」


月「はい、月島です」


「どうしたの?」



皇さんが好きだから会いに来た

なんて言える筈もなく


月「暇だったから」


そっけなく返事した


「そっか」







其処からは他愛のない話をした



学校の事


部活の事


一応山口の事も




皇さんはとても楽しそうだった





「私も学校行きたいな…」




僕には理解出来ないな


月「行ってもめんどうなだけでしょ」



「とかいいつつ、月島君楽しいんでしょ?」


僕が…?


月「そんな事ない…」



「ふふっ」








月「あと……その…蛍、でいい」


「呼び捨てでいいの?」



呼び捨てでいい…ていうか


月「呼び捨てがいい」



「そっか!じゃあ蛍!」




「私の事も呼び捨てでいいよ!」


え、それは…少し恥ずかしい…



「Aって呼んで!」




いつもより元気にいう



月「A…」



好きな人の名前呼びって案外恥ずかしいもんなんだな…



「へへっ…なぁに?」



嬉しそうに笑うものだから僕もつられて頬が緩む




こんな顔バレー部の人らには見せられないな




「私…蛍の笑った顔好きだな…」



きっとその言葉に深い意味は無いんだろうけど

期待してしまう




月「僕も…Aの笑った顔好きだよ……」



「なんか、照れるね…」



そう言って照れるA





何時もとは違って可愛くて




新しい顔を知れて嬉しくなった







____________余命4日____________

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飛夕 - 知らないうちに涙が出てきたという(泣) (2016年6月2日 18時) (レス) id: fb58626904 (このIDを非表示/違反報告)
蔓珠沙華-ヒガンバナ-(プロフ) - ルンルンさん» おお!良かったです(。・ω・。) (2016年1月9日 13時) (レス) id: 1112488d3c (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン(プロフ) - めっちゃ泣けました!! (2016年1月1日 1時) (レス) id: 21e0a3bf61 (このIDを非表示/違反報告)
蔓珠沙華-ヒガンバナ-(プロフ) - (雪) 『Free!』 凛 病 なう〜 さん» 誤字教えてくださり有難う御座います!!修正しときます! (2015年12月26日 20時) (レス) id: 1112488d3c (このIDを非表示/違反報告)
(雪) 『Free!』 凛 病 なう〜 - 2日目の「僕自信」じゃなくて『僕自身』じゃないですか?間違っていたら、すみません! (2015年12月24日 15時) (レス) id: 72630538da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蔓珠沙華-ヒガンバナ- | 作成日時:2015年12月11日 21時

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