【HQ】余命一週間の君と僕【月島蛍】

5日目 ページ5

Aと初めて出会った日から5日目








最近では此処に通うのが日課になっている





そして此処に通うのが楽しみになっている





早くAと話したい







もっとAの事を知りたい








Aと話す度にどんどん好きになっていく








月「Aいる？」


「月島君今日も来てくれたんだ！」



笑顔で出迎えてくれる


それだけで僕の頬は緩んでしまう





其処からはいつものように他愛のない話をした









1時間程経って、ある程度の話題が尽きた時






「あのね…」




Aさんが悲しそうに話を切り出した




何かは分からないけど、嫌な予感がした





月「なに？」









「私……あと余命3日なの」




僕は言葉を失った



其処から暫く沈黙が流れた








,









,









,









先に口を開いたのはAだった



「ゴメンね、こんな暗い話して…」



月「……何か…悪い冗談…だよね…？」




僕はそうであってほしいと願った






でも現実は残酷で






「折角会いに来てくれてるのに…ゴメンね…!!」




Aは今にも泣きそうな声で謝った


胸が痛んだ



月「泣かないで…」









そして僕は決心した






月「明日、一緒に出掛けよう。



だから準備しといてね」




そう言ったらAは目を丸くして驚いた



「え……」


月「嫌だって言われても無理やり連れてくから」



流石に嫌だって言われたら傷付くけど…



「嫌だなんて言わない！」


月「そう」


良かった…安心した





月「じゃあまた明日」









そう言って僕は帰った



明日に備えて準備をする為に…








____________余命3日______________

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