No.1 ページ3
ビュォォォォォ…と外の不穏な風の音が聞こえる船室で、此の船の船長さんは集めた私達の顔を見回して口を開きます。
「これでようやく全員か…名前を聞こう。」
「オレはゴン!」
私をこの部屋に連れてきたツンツン髪の少年が元気よく答えました。
「オレはレオリオという者だ。」
彼はスーツ姿の背が高い男性。特徴的な丸い遮光眼鏡を掛けています。
「私の名はクラピカ。」
凛とした声で答えたのは金髪の中性的な人。
そして_
「…Aです。」
如何にも今起きたばかりといった、ぼんやりとした声で答えたのが私、華鏡A。
「そうか。で?お前ら、なぜハンターになりたいんだ?」
__ハンター?
「おい。えらそーに聞くもんじゃねぇぜ。面接官でもあるまいし。」
「いいから答えろ。」
「何だと?」
うーん?ハンター…hunter…hunt…狩り…狩人…駄目だ、分からない…
「オレは親父が魅せられた仕事がどんなものかやってみたかったんだ!」
「おい待てガキ!!勝手に答えるんじゃねーぜ。協調性のねー奴だな」
「いいじゃん理由を話すくらい」
「いーや、ダメだね。オレはイヤなことは決闘してでもやらねェ。」
いや…ハンターが何なのかとか、それ以前に…
「私もレオリオに同感だな」
「おい!お前歳いくつだ。人を呼びすてにしてんじゃねーぞ!」
「もっともらしいウソをついて、いやな質問を回避するのはたやすい。しかし__」
「レオリオさんと訂正しろ!聞けコラ!!」
__私、何で船なんて乗ってるんでしょう。
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猫ノ栞(プロフ) - 嚠鸝邏さん» コメント&ご指摘ありがとうございます。非常にありがたいです。しっくり来るタイトルが浮かび次第この作品のタイトルを変更させて頂こうかと思います。 (2017年11月28日 8時) (レス) id: 12fd2174b4 (このIDを非表示/違反報告)
嚠鸝邏 - ごめんなさい、指摘…なのでしょうか?タイトルに就てなのですが、amatoという作者様の、"異能力?いいえ、霊能力です"というものに大変似ておりまして…作成日時は此方の方が新しかったので…ごめんなさい。然し、物語はとても面白いです!更新頑張って下さいね! (2017年11月28日 0時) (レス) id: 4b796ea73d (このIDを非表示/違反報告)
猫ノ栞(プロフ) - 寝夢@影武者さん» コメント&評価ありがとうございます。この身に余る光栄です。楽しんでいただけたなら何よりです。これからも頑張らせていただきます。 (2017年11月25日 22時) (レス) id: 12fd2174b4 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢@影武者(プロフ) - 評価100番目踏ませていただきました!着ぐるみシーンが吹き出すほど面白かったです…(爆笑)これからも更新頑張ってください! (2017年11月25日 21時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
猫ノ栞(プロフ) - ハイチュウさん» この身に余るお言葉ありがとうございます。拙い文章ではありますが少しでも素敵な絵に見合う作品が書けるよう努力させていただきます。 (2017年8月30日 19時) (レス) id: 12fd2174b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫ノ栞 | 作成日時:2016年10月23日 4時