アラン「バトルも終盤だ。」相棒「負けらんねぇよな。」マノン「おにび当たっちゃったけど大丈夫？」主人公「まさかその程度で不利になるような男じゃねぇよなぁ？」相棒「なんで煽られてんだ俺。」アラン「何を心配してるんだ、そんな簡単に負けるような奴じゃないだろ。」相棒「だから何でだよ！？」女王「そりゃあアラン達のライバルなんだから、お前が負けたら自分達も負けるかもしれないって事だぞ。」相棒「あー、なるほどなぁ…そういう事なら安心しろ、負けねぇから。」 ページ2
鮮やかなエアスラッシュだったが、キュウコンもまだ体力はある。指示された通りに鮮やかに避けると、ゾロがもう一度エアスラッシュの指示を出した。
左、右、あるいは中央。交互に、あるいは連続した方向に。技の切れ味は落ちていないものの、キュウコンの体力も相当残っているので上手く避けられほとんど当たってない。
マノン 「ねぇねぇ、火傷で倒れちゃわない？」
マノンの言う通りだ。ただでさえゾロ側には時間が無いのにこんな悠長に戦ってて良いのだろうか。Aもアランも何も言ってくれないからわからないけど、絶対良くない。ハラハラしながらバトルに動きがあるのを待つ。
いつしか日差しも元に戻り、もうエアスラッシュ10回はやったんじゃないかと思った頃にようやく、ゾロが動きを見せた。
ゾロ 「……っし、お疲れトゲキッス。」
一瞬トゲキッスが戦闘不能になったのかと焦ったが、へばっていても飛んでいる辺りまだ大丈夫だろう。恐らくあのエアスラッシュ連打を止めると言う事だ。
キュウコンの方も一息入れると言わんばかりに一度警戒を緩める。状況が変わった訳でもないのにエアスラッシュを止めたハルヤも訝しんだ顔をして話しかけた。
ハルヤ 「どうしたん、まだ終わっとらんよ。」
ゾロ 「あぁそうだな、バトルはこれからだ。」
ゾロが余裕そうに笑うと、トゲキッスも呼応したようにいたずらっぽく笑う。そこにトレーナー同士の絆を感じて、なんだか胸が温まる。
ゾロ 「でもなハルヤ、1個だけ言っとく。」
ハルヤ 「何や？」
ゾロ 「火傷ダメージのおかげで追い込んだと思ってるかもしれないけど…ここからは俺のターンだぜ。楽しみに見てろよ。」
メガシンカする時のあの台詞まで飛び出した。状況は分からないままなのに、その台詞を聞くと何とかなるんじゃないかと思わせる不思議な安心感がある。
A 「ゾロー、トゲキッスはメガシンカ出来ねーぞー。」
ゾロ 「うるせっ、黙って見てろ！」
ハルヤ 「……なるほどなぁ、こういう所か。」
Aが野次を飛ばしている間にボソッとハルヤが何か言った気がした。はっきりと何を言ったかは聞き取れなかったけど、目がさっきよりも輝いている気がする。
ハルヤ 「……キュウコン、もう少しだけ頼むわ。」
キュウコン 「クゥ！」
ゾロ 「っし、あんなの相手してる場合じゃねぇな！行くぞトゲキッス！」
終わりの足音が聞こえてきたが、もう少しこのバトルを見てみたい。
相棒「やっぱこれだよな、こういうハラハラ展開を求めてバトルやってると言っても過言ではない。」マノン「アニポケでもこうやってピンチを切り抜ける時が1番盛り上がるよね！」主人公「今回切り抜けられるとは言っていないけどな。」相棒「うるせぇ何とかしてやるって言ってんだろ。」女王「勝ちフラグを立てすぎると逆張り精神が働くぞ。」アラン「何でこっち見るんだ、アニポケ決勝戦は逆張り精神じゃないぞ。」主人公「わかってるわかってる、そんな悲しそうな顔すんな！」→←主人公「そういやあらすじ話すの忘れたな。」相棒「茶番ばっか話してるからだっつーの。」マノン「と言ったってあらすじはバトルしてました！くらいしかないよ？」アラン「うーんこれは恋愛小説。」女王「恋愛は作者が投げたから仕方ない…」主人公「恋愛小説名乗っておきながらここまで恋愛ない小説とかウチくらいじゃね？」アラン「誇れる事ではないからな。」マノン「40編経っても、私達は結局相変わらずかあ。」女王「ある程度はそれで良いんじゃないか。恋愛は…はやくしてくれって感じはするが。」
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ルキナ@電動式(プロフ) - スミレさん» お久しぶりです！バトルさせて頂きありがとうございました！喜んで頂けたなら作者としてこの上ない喜びでございます。これからもぼちぼち更新していきますので、暇だなぁと思った時にでも見て頂けると嬉しいです！応援に沿えるよう頑張ります！ (2020年1月27日 6時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
スミレ - お久しぶりです！スミレです！バトルありがとうございました！ハルヤ達も喜んでいます！まーもおかげさまで元気です！これからも応援しています！(*＾▽＾*) (2020年1月25日 20時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
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