ポケモンXY 最強歌姫、番外っっ！ないん！

女王「有利を取ってるのに流れは向こうって、どういう事だ？」アラン「あぁ…バトルしないと伝わりにくいか。」マノン「私、バトルはした事あるけど流れとかは感じた事ないよ？」相棒「あれは感じた事ないと分かりにくい。」アラン「あえて言うとしたら、勢いに近いかな。命中精度、威力、運…流れがあるとこれらが上昇する傾向にある。けど相性自体は変わらないから有利だけど流れは向こう、なんて事が起こり得るんだ。滅多にないけどな。」主人公「へー…」相棒「お前が納得してどうする！」 ページ15

観客のヤジが聞こえる。今回は一方的なものではなく、何やってんだーだとかもっとやれーだとか、色んな意見が飛び交ってるな。まだバトルがやりやすい環境で助かった。

イーブイ 「イブ…」

ミジュマル 「ミジュ…」

イーブイだけじゃなくミジュマルも倒れてるのは、恐らく突っ込んだ後着地に失敗したという事。すぐに反撃が飛んでこないのは、ミジュマルも反動で苦しんでいるという事。つまりまだピンチじゃない。冷静に対処すれば…

イーブイ 「イブ……ッ…ブイー……！」

A 「……イーブイ？」

対策を練っている間に、イーブイが地面に突っ伏して号泣し始める。

イーブイ 「ブイブイ…！」

あたしも結構長い事バトルをやってきたが、バトル中にこんな事が起きたのは初めてだ。イーブイがバトル嫌いだからって、バトル中に泣き出すとは思ってなかった。ヤジを飛ばしていた人達も流石にまずい空気を感じ取ったのか黙り込む。

A 「ど、どうしたんだよイーブイ！どっか怪我したのか！？」

イーブイ 「ブイブゥ…」

違う、と言わんばかりに頭を左右に振る。その力で涙が左右へ飛んで光った。

A 「じゃあ何で…」

イーブイ 「ブブイ！ブイブイ！」

彼女は必死で何かを訴えてくれているが、あたしには伝わらない。こんな時ゾロみたいに言葉が分かれば、少しはイーブイの力になれたのに。無いものは仕方ないって分かっていても、今だけはゾロが必要な気がする。

イーブイ 「ブイ、ブイィ…！」

イーブイの泣き声が段々大きくなっていく。その度にあたしの胸が締め付けられる。分からない事が、力になれない事が、こんなにも辛いなんて。

メイ 「ど、どうするA……？バトルやめる……？」

怪我をしてる訳じゃない、続行しようと思えば出来る。しかしこんな状態でまともな勝負になるだろうか。イーブイの為を考えるなら、ここで降参するって言う手も…

A 「……やる。」

手も、ないな。イーブイに恥かかせる訳にはいかないし、彼女の成長のためにもならない。あたしが解決策を思い浮かばないからって、イーブイの成長を邪魔して良いはずがないんだ。

大きく息を吸って吐く。あたしはゾロのように言葉は分からない。…けど、彼にはない自信がある。経験がある。才能がある。絆がある。あたしにしか出来ない方法でイーブイを…イーブイと前に進む！

A 「勝った嬉しさは泣きたいほどだけど。勝ち負けより大事な何かがきっとあるはずさ。」

相棒「要は俺はお前が持っている自信、経験、才能、絆がないと？」女王「お、怒ってるぞ…」主人公「才能と経験については否定しようがないだろ。自信だってあたしに対峙したら途端に無くなる。絆は人によって形が違うんだからあたしの絆なんて持ってない。」アラン「うんなんか急に饒舌になったな。」主人公「という事で全部あたしの勝ち！」相棒「……」マノン「事実だから何も言い返せないけどめちゃくちゃ怒ってるって顔だね。」→←アラン「バトルって楽しいな。」相棒「もう少しバトル小説増えたら楽しいと思うんだ。」主人公「あと作者はバトルグダりがちだし、もう少し精進するためにも上手い人の表現を勉強して欲しい。」マノン「それ、要はパクるって言ってるようなものじゃ…」主人公「違うパクリじゃない、勉強だ。」女王「う、うーん…？表現の仕方とかなら…？」主人公「ゲーム世界観のバトルだとゲームみたいに数値を示して戦えば良いんだけど、アニメ世界だからやっぱり表現力が必要になる。頭にイメージがあっても表現出来なかったら意味ないから。」

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